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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

ドラマ「新宿野戦病院」(宮藤官九郎脚本)の第8話までを見る(Netflix)。

「新宿野戦病院」の第8話までを見る(Netflix)。
新宿歌舞伎町。ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)は医師国家試験の勉強に日々奮闘していた。

そんな中、白木愛(高畑淳子)は、旦那のスマホの位置情報が「はぷにんぐばー」とかという怪しい店の中で止まっていることが判明する。白木は怒り心頭で、その場所に向かうが旦那もスマホも見つからなかった。

ある日、コンカフェで働く少女・かえで(田中美久)がストーカー被害に悩んでいるとNPO法人「Not Alone」へ相談がくる。

南舞(橋本愛)と岡本勇太(濱田岳)は事情を聴き、犯人捜しと警備を兼ねてかえでの働くコンカフェに高峰享(仲野太賀)たち、聖まごころ病院の医師たちを誘う。

渋々承諾して、潜入する享たち。そこへストーカーをしていると思われる男性・後藤和真(北野秀気)を見つける岡本。

さらにそのコンカフェに白木の旦那である白木誠(おかやまはじめ)を発見し、声をかける。誠はいかがわしいお店がある地下と同じビル内にある2Fのコンカフェに通っていたのだった。白木は、そのことを知り、離婚と騒ぐのだが…。

・・・
脚本、セリフの面白さが毎回続き、おもしろい。広島弁と英語をミックスして話すヨウコ(小池栄子)がぶっ飛びの演技を見せる。病院に運ばれる患者の緊急度合いにより、色分けする。

赤色が重度で緊急を要するのだが、黄色を回された患者の身内が何で黄色だとクレームを言うと「黄色じゃ、死にやせん!」と言ってのけるのだ。

患者の中に加害者も含まれていて「そんな奴は後回しで言い」と文句をつける人間には「被害者だろうが加害者だろうが、ぜってい助けるんだ」とヨウコがいうと、若いスタッフは「カッケー」と感心する。

ダンナなど男ばかりが外で遊んでいることに対して、若い女性スタッフが女性向けの遊ぶところに行けばいいとせきたてる。男達の筋肉ムキムキ写真をを見て「ジャパニーズ・ライアン・コズリングだ」という声が上がる。

病院の婦長・白木の高畑淳子がそそっかしさをみせたり絶品。

取り越し苦労の鳥越俊太郎」など遊びのダジャレも健在。白木婦長のダンナの小遣いが月2万円と知ると病院スタッフは「今時の高校生より少ない」と驚く。

白木が、なぜ小遣いが少なくなったかの理由を説明する。ワンクリック詐欺に引っかかり40万円をだまし取られたからだという。

スマホの位置情報から夫が歌舞伎町のいかがわしいところにいるとみた白木が現場に乗り込むシーンは、任侠のお竜さんスタイルで、バックに流れるのが「仁義なき戦い」(しびれる!?)のテーマ。

チェキ」にもお金を使っているという言葉があった。

チェキとは「check it(要チェック)」を短縮したものが由来とされる。1986年に販売が開始された「写ルンです」の携帯性と、1990年代に流行し始めた「プリクラ」の即時エンタメ性を掛け合わせて誕生。

「チェキ」がインスタントカメラの別名となるほど普及しているらしい。好みのアイドルとの写真を撮ってその場でプリントするようだ。

「東洋一の歓楽街 誰でも安心して遊べる街 歌舞伎町」を舞台にした物語も佳境を迎える。

 

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