劇場では「3D」で見た。東京タワーのてっぺんから撮影したり、おもちゃの紙飛行機が宙を舞うシーンは立体感があった。風景や、乗り物などは、1960年代はじめの時代を上手く反映している。
記事は前の記事とダブルので省略するが、東京オリンピックを目前に控えた1964年ごろは、白黒テレビからカラーテレビに切り替わる時期で、テレビで「カラー」を見て新鮮な感動を覚えたものだ。
当時は3C時代の幕開けだった。
3Cとは、カラーテレビ(C)、クーラー(C)、自動車(カー)(C)だ。最初がカラーテレビで、次が自動車、といってもダイハツのミゼット(3輪自動車)が先で、田舎では、自然の風があり、クーラーは必要なかった。田舎の実家でエアコンを取り付けた記憶はない。
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今や若手の俳優として活躍の染谷(そめたに)将太も、「鈴木オート」の新人工員として出演していた。染谷将太は、この年に「Always 三丁目の夕日 ’64」「ヒミズ」などで、日本アカデミー賞の新人賞に選ばれている。現在公開中の「寄生獣・完結編」では、「前編」とともに主演を果たしている、いまや売れっ子俳優の一人。
小説家・茶川(吉岡秀隆)の父親・林太郎(米倉斉加年)が危篤状態で病床に伏しており、その世話をしているのが、叔母・奈津子(高畑淳子:たかはた・あつこ)。この映画での出演シーンは少ないが、高畑淳子の存在感は大きい。方言の話し方、いかにもおばさん然とした佇まい。年齢よりやや上に見えるが、昨年(2014年)60歳で秋の叙勲にて、紫綬褒章を受章したのは記憶に新しい。
最近はドラマの脇役で大活躍だ。
昨年秋には「今日は会社休みます。」では、主人公(綾瀬はるか)の母親役のほか、「ドクターX」での大学病院の厳格な婦長役。現在放送中のドラマでは、堺雅人主演の「Dr.倫太郎」では、夢乃 (ゆめの)(蒼井優)につきまとって金を無心するギャンブル好きの謎の女・相澤るり子を演じている。
10年、20年前の映画などを見ると、いま活躍している俳優・女優などが若く、今日の活躍を想像できなかった頃を見られて時代の流れを感じることがある。浅利陽介など。
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