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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ゆりかごを揺らす手」(1992):手に汗にぎる恐怖サイコ・サスペンス!

 
 
映画「ゆりかごを揺らす手」(1992)を見た。”悪女”投票の収穫第一弾!(笑)。
予備知識無しで見たので、後半の息詰まる展開は、映画の醍醐味&面白さで、
手に汗”だった。
 
タイトルは以前から気になっていたが、先日の「悪女」女優投票で、この映画のレベッカ・デ・モーネイを挙げている人(GH字幕さん)がいたので、見ることにした。
期待以上のスリリングな映画だった。
 
・・・
閑静な郊外の屋敷のような大きな家に住む平穏な一家に、ベビーシッターが来てから巻き起こる騒動と顛末を描いたサスペンス・スリラー。
 
この映画でジュリアン・ムーア演じるマリーンという女性が語る言葉のなかに「ゆりかごを揺らす手というのは・・・世を支配する手なり」ということだというセリフが出てくるが、なるほどと実感させられる。
 
              平穏な一家だったが・・・。
 
舞台となる邸宅には、優しい夫マイケル・バーテル(マット・マッコイ)と幼い娘エマ(マデリン・ジー)に囲まれ幸せな日々を過ごすクレア(アナベラ・シオラ)がいた。クレアは2人目の子供を身ごもり、産婦人科へ診療に訪れたが、医師のモットは診察するふりをして猥雑な行為に及んだ。
 
           全ては産婦人科医の”診察”から始まった。
 
事情を知ったマイケルの助言により、彼女は警察に訴えるが、これがマスコミに大きく取り上げられ、他に数人の女性が被害に遭ったことが判明。
 
次々と真相が明らかになるなか、モットはピストル自殺し、各種の保険は州に没収された。残された彼の妻ペートン(レベッカ・デモーネイ)は衝撃を受け昏倒、妊娠中の彼女は流産し、生命の危機から子宮を除去摘出されてしまった。
 
一方クレアは無事に男児を出産、ジョーイと名付けられた。
6カ月後クレアのもとへやって来たペートンは、過去を隠しベビー・シッターとして雇われることに成功、引っ越して来た夜から彼女は自分の乳房をジョーイに含ませるなど自らの子供のように扱い始めた。
 
                 女の嫉妬は怖い。
              徐々に本性を現すペートン。
           事故が起きても、顔色を変えないペートン。
 
さらにエマにも好かれるように振舞い、マイケルの論文をこっそり破り捨てクレアの持病である喘息を促進させ、自分を訝しげに見る精神障害を持つ使用人ソロモン(アーニー・ハドソン)を罠にはめ追い出し、マイケルとクレアの仲を裂くため、マイケルが初恋の相手であり現在は友人の妻であるマリーン(ジュリアン・ムーア)と浮気しているように画策し、バーテル家を崩壊へと追い込んでいったが・・・。
 
・・・

1992年の映画というと、1990年に「ミザリー」が公開されて、”悪女”の怖さを知ったが、その直後に、こんな悪女もいたのかと、思い知った「ゆりかごを~」だった。
 
主人公クレアの喘息、娘エマ(写真)の機転のよさ、使用人として派遣で雇われたソロモン、マイケルの元カノのマリーンなど、それぞれの存在が、絡み合ってサイコ・サスペンスを盛り上げている。
 
レベッカ・デモーネイは、最近の「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクと互角の怖さだった。
 
 
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