パリオリンピックで日本がフェンシングで快進撃が続いている。日本が女子サーブル団体3位決定戦で開催国フランスに45-40で勝利し、見事銅メダルに輝いた。
完全アウェーの中、熱戦を制し同種目初のメダルを獲得したのだ。
今大会では、女子はフルーレ団体の3位決定戦でカナダを下し、日本フェンシング界で女子史上初のメダル獲得という快挙を成し遂げたばかりだった。
その勢いに続き、サーブル団体でも銅メダルを獲得。一方、男子はエペ個人の加納が金メダル、前日は男子エペ団体で銀メダルを手にし、快進撃が続いている。
日本ではフェンシングの競技人口は非常に少なく、なじみが薄い。日本フェンシング協会の登録者数は、1980年代は12,000人と言われていたが、2022年度で6400人と半分に減少。
課題の一つとして、競技参加のハードルが高いこと。指導者も少ないことに加え競技環境を整えにくいことからメジャースポーツと比べ地域で普及しきれていないことがあげられる。
また、ルールの分かりにくさや競技の面白さが伝わりにくいことで、見る楽しさを十分に提供できていないことからファン層の拡大ができていないともいわれる。
もう一つの課題は、ファン層の拡大が難しいこと。ルールが分かりにくいため、初めて見る人に面白さが伝わりにくい。そもそもフェンシングに触れる機会がない。
メジャーなスポーツと比較すると、サッカー309万人、野球268万人とは程遠い状況。
そんな日本の競技人口6,000人という少ない中で、男子個人が金メダル、女子団体が銅メダルというのは驚異というほかはない。
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