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ドラマ「架空OL日記」(全10話、2017)バカリズムの原作、脚本、主演ドラマ。

ドラマ「架空OL日記」(全10話、2017)と映画「架空OL日記」(2020)を同時に見た。ドラマ版は、バカリズム初となる原作、脚本、主演のドラマ

原作はバカリズムが2006年から3年の月日をかけ、ネット上にこっそり銀行勤めのOLのフリをして綴っていたブログを書籍化した「架空OL日記」(小学館文庫全2巻)。

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ドラマの主人公「私」(升野英知バカリズム)が朝、目覚まし時計に起こされて化粧して、口紅を塗って…というシーンから始まるので、女装して、新宿二丁目の夜のオネエ専門店にでも出かけるのかと思ったら、バカリズムが24歳の女性のOL(銀行員)を演じていてまわりの同僚女子たちの中に溶け込んでいた。

ということで、最初だけちょっと違和感があったが、職場では、女性仲間の一人として更衣室、給湯室、食堂などでたわいない会話を繰り広げる…それだけのドラマだが、会話が自然体で、実際のOLたちの会話をそのまま拾ったようなドラマとなっている。

【第1話】金曜日の仕事終わり、悪夢は突然訪れた。升野(バカリズム)が会社帰り、女子更衣室で雑談していると、同期のマキ(夏帆)が皆でお金を出し合って買ったハロゲンヒーターがつかなくなっていることを発見。

それは寒がりなOLにとって死を意味していた。うちひしがれながら帰宅する升野、マキ、小峰(臼田あさ美)、サエ(佐藤玲)、酒木(山田真歩)の仲良しOL5人組。そして週明け出社すると…。

【第2話】食堂でお昼休憩をとる升野(バカリズム)、マキ(夏帆)、サエ(佐藤玲)。本日の話題は、副支店長がメガネからコンタクトに替えたこと。出るわ出るわ悪口のオンパレードで盛り上がる3人。

そして仕事終わり、3人は、小峰(臼田あさ美)の副支店長への対応を聞かされ大感心する。その後、升野・マキ・サエはジムへ。ちなみに3人でジムに来るとマキだけは別メニュー。その訳は…。

以下【第3話】~【第10話】省略。

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どの話も、たわいのない会話が続き、OLが見たら「あるある」のオンパレードながら、言葉遊び(選び方)が面白い。5人のOLの性格、特徴などもよく表れている。

5人のOLでは入行10年の先輩格の酒木は、後輩たちが長い言葉を短縮して言うのに、短縮せずにそのまま使っている。

酒木が「マツモトキヨシ」というと、入行5年目の私や新人は「マツキヨといわないんですか」と酒木に問う。松木はそのままで問題ないというので、まわりはムリに「1.2.3!マツキヨ!」と言わせようとするのだ。

「マツキヨ」問題に続いて「三軒茶屋」もしかり。酒木は決して「サンチャ(三茶)とは絶対に言わないので、まわりは、そこでも「サンチャと言いましょうよ。一茶、二茶、ハイ!三茶!」とはやし立てる。

「マツキヨ」「三茶」に続く第三弾?は「インスタグラム」。「インスタ」と言わないというので「インスタ映え」はどういうんでしょうと言われた酒木は「インスタグラム映えかな?」と応えるのだ。

もう一人の先輩である小峰(臼田あさ美)は、さばさばしたムードメーカーで、小峰様と呼ばれている。副支店長がどうしたこうしたという話のネタを更衣室に持ってくると盛り上がりを見せ「さすが小峰様」と「コ・ミ・ネ!コ・ミ・ネ!」とコミネ・コールが起こる。すると小峰がそれに便乗して左右に扇子を裏表にするようなしぐさで、恰好、シナを作るのだが、これがケッサク抱腹絶倒(笑)。ノリノリがいい。

そして、5人のOLたちは、きょうも仕事の後、ジムに行き、レストランに行くという日常を繰り返している。

しかし、ラストで、このドラマのタイトルを思い出させる事実が判明する。「シックス・センス」並みの笑撃(衝撃)が待っていた。

 

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