「ハンニバル」(2001)がテレビで放送されていたので、再見。豚が人肉を食うという、おぞましい猟奇的ホラーで長いあいだ敬遠していた映画だったが2年前に初見。オリジナルと比べて今回はグロさが倍増した。その記事は、こちら(↓)に詳しく書いている。今回は超手抜き。
「羊たちの沈黙」が傑作でありすぎたことで、その続編として期待しすぎると肩透かしを食う。”ハンニバル”ホプキンスの存在感は半端ないが・・・。
全米中を震撼とさせたバッファロー・ビル事件から10年後。レクターとの面談をヒントに犯人逮捕の手柄をあげたクラリス・スターリングは、FBIのベテラン捜査官となっていた、というところから始まる。
前作でクラリスを演じていたジョディ・フォスターは凛としたFBI捜査官で存在感があった(アカデミー賞主演女優賞獲得)が、今回クラリスを演じるのはジュリアン・ムーア。これまでに5回アカデミー賞にノミネートされている(2014年に受賞)。
ジュリアン・ムーアといえば、2002年の「エディより彼方に」が印象に残る。さらに翌年の2003年には名女優メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンと共演の「めぐりあう時間たち」がある。「デブラ・ウィンカーを探して」(2002)で登場する多くのハリウッド女優が口を揃えて、”アラフォーの壁”でも活躍しているのはジュリアン・ムーアだよねと語っていた。
強烈だったのは「ことの終わり」(原題:The End of the Affair、1999)で、一糸まとわぬ全裸の体当たりを見せた。
2014年公開の「アリスのままで」ではアカデミー賞主演女優賞を受賞している演技派女優。それでも、「ハンニバル」のクラリス役は、なにか物足りなかった(笑)。
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監督はリドリー・スコット。 豚のシーンは強烈。猟奇的なシーンが多く、余りにもグロイので、日本公開時はR-15指定された。