「アフタースクール」(2008)は以前に一度見たのだが、注意深く見なかったために、複数のどんでん返しに気が付かず、消化不良だったので、再見した。以前は30%くらいだったのが90%は理解できた(と思う)。知ってみると、かなりよくできていることがわかる。
この映画は、邦画でも、どんでん返し映画の佳作であるとして、人気がある映画の
1本で、どんでん返し映画として引用されることが多い。
映画の作り手が、意図的にそう思わせておいて、実はこうだという驚きを何回も設定している。
Yahooの質問で見ていたら「3回見たが、さっぱり理解できない」というのがあり、回答(ベストアンサー)があった。ストーリーの流れを説明していて、わかりやすかった。
以下、ベストアンサー:
彼女はヤクザ(伊武雅刀)の女で、彼の子供を身ごもっていた。
ヤクザに借りがあり、なおかつ「子供をおろせ」と脅されていた常盤貴子は
堺雅人と大泉洋に「助けて」と懇願。
大泉洋は、警察官である妹(田畑智子)に相談。すると、ヤクザと堺雅人の会社が繋がっており、更には国会議員の江藤までグルになって悪いことをしていることが判明。急きょ、大泉洋、堺雅人、常盤貴子の三人は重要参考人として警察の監視下で生活をすることになり、堺雅人の会社の社長が悪いことをする日を捜査し、その日に一斉摘発することに。
が、計画実行の日が近づいていたある日、不信感を感じ取った堺雅人の会社が、
佐々木蔵之助に堺雅人の捜査を依頼。一緒に調査することになった大泉洋は、佐々木蔵之助が怪しいことに気づいていたので、逆に佐々木蔵之助を独自に調査することに。
ヤクザに借りがあり、なおかつ「子供をおろせ」と脅されていた常盤貴子は
堺雅人と大泉洋に「助けて」と懇願。
大泉洋は、警察官である妹(田畑智子)に相談。すると、ヤクザと堺雅人の会社が繋がっており、更には国会議員の江藤までグルになって悪いことをしていることが判明。急きょ、大泉洋、堺雅人、常盤貴子の三人は重要参考人として警察の監視下で生活をすることになり、堺雅人の会社の社長が悪いことをする日を捜査し、その日に一斉摘発することに。
が、計画実行の日が近づいていたある日、不信感を感じ取った堺雅人の会社が、
佐々木蔵之助に堺雅人の捜査を依頼。一緒に調査することになった大泉洋は、佐々木蔵之助が怪しいことに気づいていたので、逆に佐々木蔵之助を独自に調査することに。
ただ、画面では、この流れ通りではなく、順番・前後も入り乱れて登場するので、注意深くしないと、なかなか理解しにくいところもある。
・・・
オープニングで、中学生の佐野美紀から手紙を渡される木村一樹。
自分への手紙かと思って喜ぶのもつかの間、手紙は神野(じんの)に渡してほしい
という。自分は引っ越しをするという。
場面は一転して妊婦姿の佐野と、それを見守る木村。
ああ、中学生の時の同級生が結婚したんだなと思わせる(という伏線)から始まる。
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料理屋で、社長を呼び出して、社員の木村が重要書類と偽って、お金と交換する場面があるが、周りの客は(暴)担当の警察官だらけ。キッチンでも、一部始終モニターで見ている。木村がまんまと鞄を受け取って、キッチンに引き上げ、そこにいた女性警察官に、「(社長をだます演技が)うまかったでしょう」ときくと、女警官は「別に」と答えるところが面白かった。
・・・
二重・三重の伏線が張り巡らされていて、途中で、驚かされることがしばしばだが、ラストシーンも、あっというような終わり方だった。
なかなか味わいのある映画だった。
(以前の感想とは大違いだ)。
☆☆☆☆
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