

会場のロイヤル・アルバート・ホール
大相撲のロンドン公演が行われ、昨日が千秋楽だった。楽天の「Rチャンネル」(無料)で視聴することができた。会場のロイヤル・アルバート・ホールでは、日本と同じように、日本からのスタッフが中心となって両国と同じ土俵を作り、全く同じ雰囲気で行われていた。
海外公演は今回で14回目となり、ロンドン公演は1991年に続いて2回目となる。大相撲は海外でも「裸の大使」と呼ばれ、大人気を誇ってきた。
今回は5日間にわたって幕内の取組が行なわれて優勝者が決まるが、チケット総数2万7000席分は完売した。チョンマゲに着物姿ということで力士はどこに行ってもスマホで撮影されていたようだ。
記者によると、なかでも注目が集まったのは横綱・大の里と欧州(ウクライナ)出身の安青錦だったという。







豊昇龍の土俵入りも「ヨイショ」の掛け声で盛り上がった。

今回、初めて相撲を見る人も多く、司会進行が、観客に相撲の概略を丁寧に説明していたのが印象的だった。


われわれにとっては当たり前のことだが、勝敗は、相手力士を土俵の外に出すか、相手が土に手がつけば負け。相撲の決まり手には82あるという(押し出し、寄り切り、突き落としなどのよく知られた手のほか82の決め手があることは初めて知った)。中でも立ち合いが一番大事と強調していた。
塩をまくのは土俵を清めるためで、毎日30キロの塩を使い、15日間で600キロの塩を消費しているという。相撲を初めて観る現地の人も良く理解できたことと思う。
「寄せ太鼓」「跳ね太鼓」の実演も行われた。跳ね太鼓は、観客を場外へ促す意味合いを持ち、その音は「テンテンバラバラ」と聞こえ、観客が散っていく様子を表しているとも言われている。



また、横綱の土俵入りの「ヨイショ」の声を出すようにと説明があったので、掛け声も聞かれた。相撲人気がイギリスでも高いようで、連日5000人以上の観客が詰めかけ満員御礼だった。

<優勝は豊昇龍>
なお、千秋楽には4勝1敗で大の里、豊昇龍、翔猿が臨んだが、優勝は豊昇龍だった。
優勝は「オレでいいのか?」(笑)
興味のある人は、検索で「Rチャンネル」をクリックすると、無料の映画なども見られる。





小兵同士で、宇良が翠富士を釣り上げたが「マジシャンか」と観客は驚いた。



観客に手を振り退場する大の里。
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