fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ファール・プレイ」(原題:Foul Play、1978)を見る。ヒッチコック風サスペンス。

ファール・プレイ」(原題:Foul Play、1978)は、平凡な若い女性がヒッチハイカーを車に乗せたことから、次々に事件に捲き込まれていくというヒッチコック風のサスペンス映画。原題は反則、不法行為のこと。

サンフランシスコ郊外の海岸線道路を黄色いビートル・カブリオレで走る。青い空と海、曲がりくねった細い二車線の道にはたった一台だけのビートル。

空撮アングルによるスケールの大きさと、アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされたバリー・マニロウが歌う主題歌「愛に生きる二人(Ready to Take a Chance Again)」が印象的。

www.youtube.com

また、当時はやった「サタデー・ナイト・フィーバー」(ステイン・アライブ)の曲も流れる。

監督・脚本は「大陸横断超特急」の脚本を手がけたコリン・ヒギンズ。ゴールディ・ホーン主演。共演はチェビイ・チェイス、バージェス・メレディス、レイチェル・ロバーツ、ユージン・ロッシュ、ダドリー・ムーア、マリリン・ソコル、ブライアン・デネヒー、チャック・マッカン、ビリー・バーティ、シリル・マグニンなど。

小道具としてタバコ(マルボロ―)ケースがカギとなっていた。果たして…。

【あらすじ】

世界親善旅行中のローマ法皇ピオ13世(シリル・マグニン)がサンフランシスコに立ち寄ることになった。が、その決定が行なわれた日、ホスト役のサンフランシスコ大司教が何者かに短剣で暗殺された…。

サンフランシスコから湾をへだてた住宅地。離婚したばかりの図書館勤めのグローリア(ゴールディー・ホーン)は気ばらしに、あるパーティに行った。

そこで、友人で刑事のトニー(チェビイ・チェイス)らから新しいボーイフレンドを見つけるように言われるが、男性不信は晴れそうもない。

その日、家に帰る途中、ヒッチハイカーの若い男に目をとめ、思いきって乗せた。その男スコット(ブルース・ソロモン)はグローリアに1本のフィルムをあずけ、後で映画館で会おうと約束し車を降りていった。

映画館には約束どおりスコットが現れるが、突然「殺人がある。小人に気をつけろ」という言葉を残し殺されてしまう。

しかしグローリアが映画館の支配人を呼びに行っている間にスコットの死体は消えていた。アパートに帰る途中グローリアは黒い車に襲われる。

アパートに帰った彼女は家主のヘネシーバージェス・メレディス)にすべてを話すがヘネシーは信じようとしない。

翌日の夕方、白皮症の男に襲われたグローリアは近くのバーに飛びこみ、酒を飲んでいたスタンレー(ダドリー・ムーア)という男の家に行くが、それもつかの間、彼のアパートを逃げだす。

家に帰ると今度は顔に痕のある男(=スカーフェース)がスコットからあずかったものを要求したが、彼は何者かに短剣でさされ、死んでしまう。

今度は例の白い男が入ってきた。グローリアはついに卒倒。気がつくと刑事のトニーが介抱してくれていた。

グローリアに好意を持ちだしたトニーは、この事件の捜査にのりだし、スコットが政府の秘密情報員であり、サンフランシスコでの暗殺事件を追っていたことを知り、2人は暗殺者の標的がローマ教皇であることをつきとめ、暗殺阻止に向けて動きだす…。

・・・
シャワーカーテンのシーンは、ヒッチコックのシャワーのシーンのパロディで、サンフランシスコの坂道を舞台にしたカーチェイスは「ブリット」を彷彿とさせる迫力。

第51回 アカデミー賞(1979年)で主題歌賞にノミネート。第36回 ゴールデングローブ(GG)賞(1979年)では、最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)    、 最優秀主演男優賞(チェビー・チェイス)、最優秀主演女優賞(ゴールディ・ホーン)、最優秀助演男優賞(ダドリー・ムーア)、最優秀脚本賞(コリン・ヒギンズ)、最優秀主題歌賞にノミネートされた。  

【キャスト】
■グロリア:ゴールディ・ホーン…図書館勤務。事件に何度も巻き込まれるが、証拠が消えていてなかなか理解してもらえない。    
■トニー:チェビー・チェイス…グロリアの友人で刑事。グロリアに好意を持つ。    
■スタンリー:ダドリー・ムーア…バーで酒を飲んでいて、グロリアから匿(かくま)ってほしいと頼まれ、自宅に連れていく。    
ヘネシー:バージェス・メレディス…グロリアが住むアパートの家主。
ゲルダ:レイチェル・ロバーツ    
■ステラ:マリリン・ソコル
■ファージーブライアン・デネヒー    
大司教:ユージーン・ローチ    
■ホワイティ:ウィリアム・フランクファーザー    

※見逃していた映画で「四丁目コレクション」から限定品として今春ゲット。「まだ見ないのか?」と四丁目城主から矢の催促が数回あり、ついに見ることになった。「ブリット」やヒッチコックを彷彿とさせるから面白いぞということかも。

 

■「にほんブログ村」にポチッと!

https://movie.blogmura.com/ranking/in   

https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in