ヌーヴェルヴァーグの旗手と言われ映画界に新風を吹き込んだジャン=リュック・ゴダールが13日亡くなった。91歳。フランスの映画監督で、編集技師・映画プロデューサー・映画批評家・撮影監督・俳優としても活動。世界三大映画祭のすべてで最高賞を受賞している監督でもあった。歴史に深く刻まれた監督であり、存命だったことに今更ながら驚いた。
代表作には「勝手にしやがれ」(1959)「女と男のいる舗道」(1962)「気狂いピエロ」(1965)「ウイークエンド」(1967)などがある。
■監督作品:
「勝手にしやがれ」 (1960)
「小さな兵隊」(1960年完成、1963年公開)
「女は女である」(1961)
「女と男のいる舗道」(1962)
「カラビニエ」(1963)
「軽蔑」(1963)
「はなればなれに」(1964)
「恋人のいる時間」(1964)
「アルファヴィル」(1965)
「気狂いピエロ」 (1965)
「男性・女性」 (1966)
「メイド・イン・USA」 (1966)Deux
「彼女について私が知っている二、三の事柄」 (1967)
「中国女」(1967)
「ウイークエンド」(1967)
「たのしい知識」(1968年完成、1969年公開)
「ワン・アメリカン・ムービー」(1968年製作、1972年公開)ドキュメンタリー。D・A・ペネベイカーと共同監督
「ワン・プラス・ワン」(1968)ドキュメンタリー。
「あたりまえの映画」(1968) ジガ・ヴェルトフ集団名義
ジガ・ヴェルトフ集団名義:
「ブリティッシュ・サウンズ British Sounds (1970年)
「プラウダ (真実)」(1970)
「東風」(1970)
「イタリアにおける闘争」(1970)
「ウラジミールとローザ」 (1971)
「万事快調」 (1972)
「ジェーンへの手紙」(1972)
「パート2」(1975)ドキュメンタリー
「うまくいってる?」(1975年完成、1978年公開) アンヌ=マリー・ミエヴィルと共同監督
「ヒア & ゼア こことよそ」(1976) アンヌ=マリー・ミエヴィルと共同監督
「勝手に逃げろ/人生」(1980)
「パッション」(1982)
「カルメンという名の女」(1983)
「ゴダールのマリア」(1985)
「ゴダールの探偵」(1985)
「アリア Aria 挿話「アルミード」(1987)
「右側に気をつけろ」(1987)
「ヌーヴェルヴァーグ」(1990)
「新ドイツ零年」(1991)
「ゴダールの決別」(1993)
「JLG/自画像 JLG/JLG」 (1995)
「ゴダールの映画史」(1998)
「愛の世紀」 (2001)
「アワーミュージック」(2004)
「さらば、愛の言葉よ」(2014)
「イメージの本」 (2018)
2022年9月13日、死去。91歳没。ゴダールは日常生活に支障を来す疾患を複数患っており、居住しているスイスで「判断能力があり利己的な動機を持たない人」に対して合法化されている「自殺幇助」(安楽死)を選択。医師から処方された薬物を使用し亡くなったと伝えられている。
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ゴダール映画といえば、常連のアンナ・カリーナが魅力的だった。
ショートカットのジーン・セバーグがかわいかったな。
ゴダールの出演者も次々に亡くなり寂しくなる。「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」で主演だったジャン・ポール・ベルモンドもちょうど1年前の9月に亡くなった。
ゴダールの映画は難しいという批判もあったが、かつて映画通を自認する学生たちには人気があった。
ご冥福を祈ります。
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