ロカルノ国際映画祭で2冠を獲得した「共喰い」(2013)や「東京公園」(2011)「EUREKA(ユリイカ)」(2001)などを手がけ、海外でも高い評価を受けた映画監督・青山真治が食道がんのため、21日亡くなった。57歳。所属事務所が報道各社に書面で発表した。
妻の女優・とよた真帆は25日、公式サイトで、昨年春から食道がんで闘病していたことを明かした。青山氏が監督した「月の沙漠」がきっかけで、二人は2002年7月に結婚していた。葬儀は近親者のみで家族葬で執り行ったという。
北九州市出身。立教大在学中に、映画評論家・蓮實重彦に師事し、8ミリ映画を撮り始めた。1996年、浅野忠信を主演に、虚無的な人間関係を描いた「Helpless」で長編映画デビュー。
2000年にはバス乗っ取り事件を題材に、事件で傷を負った人間の再生を描く「EUREKA ユリイカ」を発表。上映時間3時間37分の白黒映画だったが、カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した。2007年の「サッド ヴァケイション」がベネチア国際映画祭に出品されるなど、世界的な評価を得た。
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役所広司主演の「EUREKA(ユリイカ)」(2001)が印象に残る。バス・ハイジャックを扱った映画で、「AERA MOVIE ニッポンの映画監督」というムック本(アエラムック2008)で、映画プロ選出の「21世紀の日本映画ベスト10」の1位にランクされている。ちなみに2位は「誰も知らない」3位は「ゆれる」。
13,4歳の宮崎あおいや光石研、でんでん、松重豊、塩見三省、尾野真千子などが出演している。
「東京公園」(2011)は、井川遥、小西真奈美などが出ていたので見たが、ストーリーが単調で、物足りなさがありイマイチという映画だった。
それにしても50代という早すぎる死は残念。
ご冥福を祈ります。
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