fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「東京公園」(2011)を見る。


映画「東京公園」予告編
 

 
お気に入りの女優二人も!出ているので期待してみた「東京公園」(2011)だったが、”残念な映画”のカテゴリーに入ってしまう映画だった。ストーリーも単調で、何が言いたいのかわかりにくい映画だった。映画は、最初の15分くらい見れば、”当たり”か”はずれ”かわかるが、途中で、リタイヤするのももったいないので、最後まで付き合わされたという種類の映画だ。
 
東京の公園を訪れては家族写真を撮り続けている大学生の光司(三浦春馬)は、幼い頃に亡くした母親の影響でカメラマンを目指していた。
 
ある日、唐突だが、一人の男性から「いつも娘を連れてあちこちの公園を散歩している女性を尾行して、写真を撮って欲しい」という突然の依頼が舞い込んできた。
 
依頼主は、歯科医の初島(高橋洋)で、その態度に光司は迷いを感じながらも、なかば強制されるように依頼を受けてしまう。光司の家には、親友で同居人のヒロ(染谷将太)がおり、ヒロにだけはこの依頼内容の話をしようとするが、どこか気がとがめて全てを話す気にはなれない。
 
ヒロは、光司の幼なじみの富永(榮倉奈々)の元カレだった。富永は元気な笑顔が魅力の溌溂とした性格で、ヒロと別れてからも光司のバイト先、ゲイのマスター(宇梶剛士)が営むカフェバーを訪れ、食べ物やDVDを持参しては家に出入りしている。
 
マスターはゲイを承知でプロポーズしてきた女性と結婚をしたが、その妻を病気で亡くしていた。カフェバーには光司の義理の姉・美咲(小西真奈美)も足しげく通ってくる。
 
富永は、親の再婚で兄弟になった光司と美咲を楽しそうに眺めながら、今日も酒を片手に大好きなゾンビ映画のことを語るのだった。
 

潮風公園、よろしく」という初島からのメールが届き、光司は重い腰をあげて公園へと出かける。そこには、百合香(井川遥)がいた。彼女が娘と一緒に東京の様々な公園を散歩する写真を撮るうち、光司は次第に記憶の中の大切な人の面影と百合香を重ね合わせるようになっていく・・・(Gooより)。
 
子供を乳母車に乗せて、あちこちの公園に現れる美人女性を演じている井川遥が謎に満ちていて、ただ当てもなく、あちこちの公園に出没しているのかと思ったら、一定の「計画性のある」足取りだったことが最後にわかる。監督・カメラは井川の散歩する姿(セリフはほとんどなし)を追うだけで、ただ美しい表情を撮りたかったのか(まさか!?笑)。
 

小西真奈美
も、9歳も離れた義理の弟に特別な感情を抱いているというのだが、中途半端で。唯一この映画で、なかなかいい味を出していたのは、セリフも自然体の
榮倉奈々榮倉奈々は、三浦友和とのCM(ビール)くらいしか見ていなかったが、明るい役で、機転の利く役どころが似合っていた。
 
三浦春馬は、売出し中の若手イケメン俳優の一人だが、ややパンチが足りなかったようだ。男は顔だけじゃないんだぜぃ(そういえば、だぜぃのお兄さんもけがで、仕事をキャンセル。せっかく十数年の下積みで、今年春ごろから超売れっ子になったところで、病院のベッドで悔しがっていることだろう)。「好事魔多し」か。
 
消化不良の映画だった。
劇場で見たら、これもguchさんではないが、「料金返せ」の種類だろう。
 
★★
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加してます:クリック♪。