Press(記者)に配布されたガイドブック。
きょう7月13日(土)から7月21日(日)まで、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019」が川口市のSKIPシティ映像ホールで始まった。デジタルシネマにフォーカスし、”若手クリエイターの登竜門”として次代を担う新たな才能の発掘を目指すのが目的。昨年ヒットした「カメラを止めるな」の上田慎一郎などは、この映画祭が出発点だった。
川口駅前に貼ってある川口の観光ポスターには「荒川を渡るとそこは川口 東京のとなり 行ってみよう川口!!」というコピーが躍る。埼玉県内でも、東京へのアクセスのよさ、人口はさいたま市(100万人)に次ぐ約60.3万人と県で第2位の都市である(2019年1月1日現在)。
そんな川口市も、7月の中旬になると、映画祭の街に変貌する。
映画祭開幕初日のきょうは「オープニング・セレモニー&オープニング上映(映画「イソップの思うツボ」の舞台挨拶と映画のワールドプレミア上映)があるというので、Press(記者)として参加した。
・・・
最初に実行委員会の会長である埼玉県の上田清司知事が登壇し「2004年に世界初となるデジタルシネマの国際見本市として誕生したSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、今では当たり前となっているデジタルシネマの将来性に着目して、映画産業を牽引するとともに、制作コストの削減など映画産業の門戸を大きく広げた」と挨拶した。
続いて副会長の奥ノ木信夫・川口市町は、今年ノコンペには昨年を上回る861作品の応募があり、厳選された24本のノミネート作品が会期中上映されると語った。
総合プロデューサー、ディレクターが登壇し、今回のノミネート作品の監督など国内外の関係者を壇上で紹介した。この中には、「トップランナーのたちの原点」という特集上映で、デビュー作品「新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争」の三池崇史監督の姿もあった。17日に上映される「新宿黒社会」にはゲストで登場する予定。
初日のハイライトは、オープニング映画「イソップの思うツボ」の3人の監督と出演者たちの舞台挨拶。3人の監督は、昨年話題になった「カメラを止めるな」の上田慎一郎監督や、浅沼直也監督、中泉裕矢監督。
「イソップの思うツボ」の構想は、2016年に始動したが、2年間は進まなかったが、この間は、”長い夏休み”のような印象で、8月31日に完成したというような作品という。
映画に登場する3人のヒロインにそれぞれマイクが向けられたが、出演女優から見ても、最後のシーンはと、ある出演女優が語ろうとしたら、監督が「待った」をかけた。まだ映画を見ていない客には言わないように、というものだった。そこで、女優は「あるシーンでは、監督の熱量が大きかった」と言い換えた。
映画の記事に続く。
Press(記者証)を手に入れたので、期間中の映画は全てフリーで見られるのだが、タイミングで、何本かは見る予定。