映画では、通行手形が発行される東京と埼玉の間にある検問場所(関所)は川口市だった。都内の池袋では、監視カメラが張り巡らされ、瞬時に「埼玉県民」を仕分けして、その人物には埼玉県民を示す(さ)の字が人物にかぶる。すると8割近くが(さ)だった。
フィクションとは言え、一歩間違えれば、地域差別ととられかねない危惧が、武内英樹監督にはあったという。ところが、埼玉県民の反応は抜群。「もっとディスってくれ」と、地元をおとしめることを歓迎する。
映画の中に、様々な埼玉名物も登場した。
「翔んで埼玉」で主演を演じた女優・二階堂ふみは、埼玉県知事を表敬訪問した。
今年の2月22日に公開がスタートしたが、丸5ヶ月が経過したが、お膝元の埼玉県さいたま市のMOVIXさいたまでは、一日1回の上映ながら、いまだに上映されている。