映画「翔んで埼玉」効果なのか、新しい番組ネタがないのか、先日の「秘密のケンミンSHOW」では2時間SPで「ぶっ翔んで埼玉」を取り上げていた。内容はほとんど過去に放送済みのもの。
郷土愛ランキングでは44位くらいと低迷するも、住みたい街ランキングでは、関東地方で、トップ10に「大宮」「浦和」(ともに「さいたま市」)が入るなど、”何もない県”にしては、暮らしやすい場所なのだ。もっとも関東以外の人には、関心のないネタかもしれない。
関東地方のランキングで1位「東京」2位「神奈川」のワンツーは不動。かつての巨人黄金時代の「ON」クラスなので誰も文句は言えない。3位争いが「埼玉」だ「千葉」だとかしましい。個人的には、どちらがどっちは「めく〇はなく〇」であってあまり関心はない。
埼玉県を「分割」したほうがいいのではないかという論争があった。
埼玉県の県北(深谷市)で生まれ育ったfpdは、県南のさいたま市に現在住んでいて、両方を経験。「県北地域はほぼ群馬」には納得。言葉も食べ物も全く群馬と同じ。一方、東京に近いさいたま市となると、東京へ仕事に出かけて、さいたま市などは東京のベッドタウン。「埼玉都民」の誇りもあるようだ。ダスキンの掃除のほこりではない。
県北は、深谷ネギ、赤城乳業の「ガリガリ君」、渋沢栄一出身地(深谷)、熊谷の全国1・2の暑さ、かき氷、ごかぼう(甘いお菓子の一種)などで知られる。県南は、さいたまスーパーアリーナ、ソニックシティなどイベント会場もあって、洗練されている。
埼玉北部(熊谷・深谷地方)の方言は、独特だ。
「かき混ぜる」⇒「かんます」
「押す」⇒「おっぺす」
「帰る」⇒「けえる」
(例:「もう帰るの?⇒もう、けーるん?)
「少しだけ」⇒「ちっとんべ」
「そうですか」⇒「そうなん」
(蛇足:東芝の深谷工場には「東芝そうなん音頭」という社内の歌がある)
「おや、あら」⇒「てぇ~」
「~でしょう、だろう」⇒「~だんべ」
「完敗」⇒「おっぺん」
「fpdの埼玉への異常な愛情 またはいかにして田舎っぺから洗練された人間に生まれ変わったか」(2021年公開予定なし)