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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「お前はまだグンマを知らない」(2017)を見る。

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劇場版「お前はまだグンマを知らない」(2017)を見た(HULUにて)。昨年春に大ヒットしたご当地自虐ネタ満載映画「翔んで埼玉」の群馬版。しかし、映画化は”おまグン”のほうが先。登場する地名、固有名詞は実在する名前とは関係ありませんと出るが、隠しようががない(笑)。

原作は「未開の地グンマー」「日本最後の秘境」「古代グンマー帝国」など、独特のいじられ方でネット民を中心に他県には無い個性を確立している群馬県を舞台にした同名コミックス(原作:井田ヒロト/ 新潮社)。2014年の発売以来、“県民あるあるネタ”と強すぎる地元愛が反響を呼んでいる人気作。

テレビドラマ、映画、アニメがある。作者が中学1年の時に群馬県高崎市に引っ越してきた時の体験がベースとなっている。「翔んで埼玉」と比べると、内容が薄っぺらい印象。外国も巻き込んだ”パンチラ合戦”は抱腹絶倒(笑)。

チバ県からグンマ県に引っ越した高校生の神月紀(かみつき・のり)は、いい評判を聞かなかったグンマ県に引っ越したところ、グンマ県民・トチギ県民・イバラキ県民のグループにいじめられる。神月はグンマで生きていけるのか、そして高嶺の花・グンマ美女と付き合うことができるのか…というぶっ飛びコメディ。 

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主演は、テレビドラマ「ニーチェ先生」(2016)で主演を務め人気になった間宮祥太朗。ヒロインに馬場ふみか、その他ロバートの山本博椿鬼奴などお笑い芸人も多数出演。主人公の転校生が飛び交うグンマ弁や独特なグンマカルチャーといった地元民からの強烈な洗礼を受けながら、グンマ愛に目覚めていくというもの。  

転校生は、教室で紹介されたあと、グンマ県民は「グンマー」と呼ぶと教えられる。共学の女子高生たちの足元に目が行く。太ももが太いと転校生が言うと同級生の男子は「その事に触れるな。タブーだ」というのが笑わせる。

教室には「打倒 サイタマ!」「水沢うどん 日本一」などの張り紙がある。

全人類グンマー化計画」を進めているというのも、どこかで聞いたことがある(笑)。「ネイティブのグンマーじゃねえ」と馬鹿にされたり、紛れ込んできた栃木、茨城の人間に対して、「目くそ・鼻くそ」とうっかり口にすると、栃木、茨城のグループから、どっちが目くそではなくそだ!」と怒らせる。

茨城県民は、テレビの「水戸黄門」を繰り返し見ていて、日本を救うのは、水戸黄門の出身地である茨城しかないと勘違いしている。上毛(じょうもう)かるた大会がある。女子高生のかるたクラブは、さしずめ映画「ちはやふる」そのもの。かるたは「あ」からすべてが群馬の紹介と自慢(笑)。

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グンマの自慢が満載。

①アイスクリームの世界的ブランド「ハーゲンダッツ」の工場は、世界で3か所あり、アメリカ、フランス、日本の群馬県高崎市

②日本一多くの総理大臣(4人)を生んだ(中曽根康弘福田赳夫小渕恵三福田康夫)。教室でも、ナカソネ先生として崇められている。

③キャベツ生産量日本一

④日本最古の製糸場「富岡製糸場」(重要文化財に認定)がある。

ソウルフード焼きまんじゅう」など。

 

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主人公・神月紀(間宮)はチバ県からグンマ県へ引っ越してきた高校2年生。転校初日にグンマ特有のからっ風(赤城おろしの空っ風赤城山からの強風)を受け、自転車で前に進むことが出来ない神月を軽々と抜かしていく、美しすぎるグンマ女子・篠岡京(馬場ふみか)。その横顔に恋をした瞬間、スカートが風にあおられ……。

 

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そこには、パンティには高崎名物のだるまの絵があった!目が点の転校生、チバから越して落ち込んでいたが俄然元気になる(笑)。ちなみに、この映画、世界の国々の「パンチラ」が紹介されるのがケッ作!(笑)。かつての「ハレンチ学園」と違って、上品だった(笑)。

小ネタで笑わせる。携帯のストラップに「くまモン」があると、くまモンは何度もグンマを訪れている「親グン派」だ、やトチギ工作員などのスパイまで登場する。

強烈な群馬イジリが人気となっている。作者の井田ヒロトは「グンマ在住」とのことで地元民だけが知っているローカル情報もふんだんに盛り込まれている。群馬に関しては”地元”といってもいいfpd。出身地の深谷市は、埼玉県北に位置し群馬県と接していて、生活圏としては、”群馬圏”とほぼ同じ。

余談だが、テレビのバラエティ番組で、関東の県自慢がネタにされることが多い。以前、明石家さんまの番組で、群馬出身の中山秀征、井森美幸が「焼きまんじゅう」を強調していた。さんまは「まんじゅうとちゃんかい?」と言っていたが、違う違う違う…とアピール。B級グルメと言われるが、粉ベースで味噌だれで食べる。子どもの頃から食べていた。

f:id:fpd:20200520222237j:plain 焼きまんじゅう

 

関東では、東京が別格。圧倒的に中心で1位は不動。2位も神奈川で定着。問題は3位(笑)。特に千葉と埼玉は、「翔んで埼玉」でしのぎを削ったとおり熾烈。

千葉県でありながら「東京」ディズニーランド、「東京」ドイツ村、など、東京のコバンザメと揶揄される千葉。”海がない”と千葉から批判される埼玉県だが、住みたい街ランキングでは、大宮、浦和がトップ10に入っていると主張する埼玉県草加せんべい深谷ねぎでは確かに弱い(笑)。

映画のタイトル「お前はまだグンマを知らない」は、「翔んで埼玉」が埼玉県民に受けたように群馬県民には受けるかもしれないが、ローカルすぎて、ほかの県民にはどうか。