「謝罪の王様」（2013）を見た。
日本では土下座が究極の謝罪と紹介されるが、アジアとみられるある国では、地面に頭をつけるのは、最大の侮辱を意味するということから、国際問題にまで発展する騒動が描かれる。
あらゆる相手、いかなる状況であろうとも依頼者の代わりに謝って事態を収束する謝罪師が巻き起こす騒動の数々を描いている。
井上真央が、これまでにない冴えない風采の帰国子女を快演しているほか、尾野真千子も強烈キャラ。竹野内豊、松雪泰子、岡田将生、高橋克実、浜田岳、嶋田久作、小野武彦、川口春奈、濱田マリなど、豪華な面々が集結した。
岡田将生の”壁ドン”（相手は、尾野真知子）
依頼者たちに代わって謝ることで、彼らが抱える多種多彩なトラブルを収束する東京謝罪センター所長、黒島譲（阿部サダヲ）。ヤクザの車と追突事故を起こし、法外な賠償金の支払いを迫られていた帰国子女・典子（井上真央）は、彼に助けられたのがきっかけでセンターのアシスタントとなる。
二人は、セクハラで窮地に陥った下着メーカー社員の沼田（岡田将生）、あるエキストラの起用で外交問題を起こしてしまった映画プロデューサー・和田（荒川良々）など、さまざまな顧客に降り掛かる問題を謝罪で解決していく。
東京謝罪センターのＣＭ風景
娘「わき毛ボーボー、自由の女神！」 父「パパは今、何してるんだっけ？」
娘「お仕事！」 父「じゃあ、そういうときは？」 娘「じゃましない！」
”土下座の向こう側”を描いたとされているが、何度も登場し、奇抜な受け狙いポーズと言葉を発する「わき毛、ボーボー、自由の女神！」は、3歳半の子供が演じると可愛いが、総理大臣やほかの人がまねをすると、醜い（笑）。
男女が知り合うきっかけの一つに、”共通の友人の紹介” というのがあるが、それ「合コン」ということだという説明に、なるほどと思ったりする。
前半は軽快に飛ばしていたが、後半は、ダレてしまった印象。
★★
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