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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ「最後から二番目の恋」(第2話)</span>


最後から二番目の恋」(PRダイジェスト)
 

 
最後から二番目の恋」は、おもしろくて病みつきになるドラマだ(笑)。
 
小泉今日子の一人芝居を見ているだけで、「女優って大したものだ」とうなってしまう(笑)。脚本のうまさ、セリフの掛け合いの面白さ。
 
前回のラストシーンが、どうなるかと思っていたら、そうなるか・・・で、やや冒頭期待を裏切られたが(爆)、まあいいかと見ていたら、第2話の終わりに、またまた前回と同じ展開を予感させる、いいところで終ってしまった。
 
「この間言ったことは、まだいきていますか」ときたか(笑)。
ボランティアなのか、それとも・・・。
 

 
中井貴一もうまい。この人の喜劇的センス、普通のサラリーマらしさは抜群で「寝ずの番」に監督のマキノ雅彦津川雅彦)が、コメディ・センスは最高だと言って、その才能を高く評価して、映画は中井の主役以外だったら映画は撮らないとまで語ったのが理解できる。
 
「最後から~」のドラマの現実感があるのは、登場する俳優・女優がほぼ実年齢そのまま出演していること。中井貴一が50歳の役(1961年9月生まれの50歳)、小泉今日子が45歳の役(1966年2月生まれで45歳)で、現実味がある。
 
坂口憲二内田有紀は、双子で、中井貴一の弟・妹だが、この二人も実年齢が全く同じ36歳(誕生日も8日違い)。内田有紀も、引きこもりの、わけがわからない?(笑)役柄に挑戦、「踊る大捜査線」のような明るさはみじんもない(笑)。
 
妻に先立たれた長倉和平(中井貴一)のもとに、顔見知りの年配者から、見合い写真が・・・。
 
仕事の部下の女子の母親だったが、なんとその同僚女子も自身の見合い写真を長倉の自宅まで持ってきて、母親同様、見合いに立候補したいという前代未聞の事態になる。まさか、親子ほども違う若い女性が、自分と見合いを・・・など突然の事態に戸惑う。(加藤茶でもあるまいし・・・と思ったかどうかは知らないが・・・)
 
一方、45歳で長倉の家の隣に越してきた吉野千明(小泉今日子)は、将来に不安を感じる年齢。吉野には、同じ年代の女友達が二人いるが、三人で集まっては、常に男の話。いってみれば、日本版「セックス・アンド・ザ・シティ」といった会話。
 
この見合いのいく末、長倉とは口論が絶えなかったが、少しづつ相手を理解していくような雲行き・・・。クスクス笑えて、しみじみしたところもある現代風の、「あるある」ドラマだ。
 
それにしても、変わった長倉一家の面々がおかしい。
和平の弟・長倉真平(坂口憲二)は、真面目なのかプレイボーイなのか。
なにかと千明に近づいてくる。
 
食事を作りにきたり、一人で淋しいだろうから、一緒に寝て、ずっと抱いて温めてやってもいい、と平気で言う。「何、この展開は・・・」と千明。…が先週のラストだった。
 
さてその続きが今回。
 
真意をはかりかねて、千明は「私をバカにしてるんでしょ。そうでしょ、年増だと思って・・・。私とおじいちゃん、おばあちゃんになるまで一緒にいる気はある?」と聞くと、真平は「(一生というのは)それはない、ない。」と、その日は帰っていく。「ボランティアが必要だったら、いつでも声かけて」と言い残して(爆)。
 
そんなことを千明が女友だちに話すと「なんともったいない。いいチャンスなのに。ボランティアって言ったんでしょ」とけしかけられ・・・。「それもそうだな」と思って、後日、真平に「あのボランティアの話はまだ生きている・・・?」となったわけだ。
 
何があったかわからないが、真平とツイン(双子)の万里子(内田有紀)は、ときどきある症状というが部屋に閉じこもってしまう。家族の説得には応じず、お隣の千明に部屋から出てくるように説得させようとする。そこで、千明は「あなたはまだ35歳。まだ、これからいくらでも未来がある。私は、あれが最後の恋だったかもしれない」などと自分のことを扉越しに語り始める。それを聞いている長倉家族の面々。
 
「せっかく話してもらったけど、そんなことではない」といったん扉を開けて出てくる万里子だったが、また引っ込んでしまい・・・。
 
何気ない会話が、びしばしと直球で来る。
アラサー、アラフォーのドラマファンが増えそうだ。
 
アラフィフ、アラカンだって、関心はある(爆)。
 
最近、新作ドラマが相次いで放送されているが、はやくも、このドラマは、今年の
最後から二番目におもしろいドラマ」になりそうだ。
 
 
ほかに佐津川愛美など。