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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">”完走”した「ドラマ3本」がすべて終了。総括すると・・・。</span>

 
今年も、もう4分の1(3カ月)が終わる。
ここ数年は、一年が早い。よく年をとってくると、時間がたつのが早いというが、
そのようだ。猛烈な寒さが覆っていたが、彼岸(3月20日)を過ぎたら、ぽかぽかの陽気にもなってきた。中学で習った英語、”春が、その角までやってきた!”を思い起こす。
 
1月からのテレビ・新ドラマは、最初から最後まで「完走」したのは3本だった。
 
今週、すべてが最終回を迎えた。観たのは「運命の人」「ストロベリーナイト」「最後から二番目の恋」。まったく種類の違うドラマだったが、それなりに面白かった。
 
期待はずれだったのが「ラッキーセブン」。「ラッキー・セブン」は今旬の俳優・女優を配しながら、もったいなかったのが「家政婦のミタ」で、大ブームを呼んだ松嶋菜々子出番が少ないし、存在感が薄かった。「探偵はBARにいる」で、当たり役を得て「ラッキーセブン探偵事務所」の探偵の役を得ながら不発に終わった大泉洋。わざとらしい演技が鼻につく松本潤。不満はこの辺で(笑)。
 

①「運命の人」・・・山崎豊子原作であれば、期待せずにはいられない。視聴率はいまいちだったようだ。このドラマの松たか子真木よう子の「MM」女性対決がよかった。主演の弓成記者を演じた本木雅弘は、「松たか子の(隠れた?)色気」と「真木よう子の低音のボイス」が魅力だったというが、まさにその通りだった(笑)。
沖縄問題と米国との密約、佐藤総理のノーベル平和賞の背景、など見所があった。
 
山崎豊子のテレビドラマでの面白さ、わくわく度個人的ランキングは以下の通り。
 
 1位:「不毛地帯
 2位:「白い巨塔
 3位:「女系家族
 4位:「華麗なる一族
 5位:「運命の人」
 

②「ストロベリーナイト」・・・このドラマは、初の刑事役に挑んだ竹内結子を美しく、美しく、上司からいびられ、いじめられようともどこまでも、どこまでも、かっこよくかっこよく、魅力的に、魅力的に、男勝りに、男勝りに・・・描いて周りの出演者は、引き立て役だった。
 
姫川班の部下の男数人のうち、姫川に思いを寄せる菊田(西島秀俊)との関係は・・・など特に進展はなく終了。番組の終わりに「映画化決定」とあって、「ははん」と思った。「続きは映画でね」の戦略は、「踊る大捜査線」「SP」「相棒」「交渉人」などと同じパターンだ。例によってアクが強い日下(遠藤憲一)が、意外と見ているところは見ていて、姫川に対する厳しい口調の裏側では、一目も二目も置いているのがわかってほっとした。映画も見ることになりそうだ。
 

③「最後から二番目の恋」・・・ストーリーは、平凡ながら、会話の面白さ、40代半ばの独身女性たちと、その周辺のことを「そうだそうだ」と思わせる描き方は脚本の力。とくに小泉今日子が、冴えに冴えた!これまでのどの映画、ドラマ、歌などよりも最高だった!アラフォーのわびしさ、切なさ、仕事の取り組み方、人との付き合い方、考え方・・・すべてを代弁しているよう  
 「また、その話に行きますか?」
だった。
 
これに「つっかかる」ととられる役所勤めの長倉和平を演じた中井貴一が、これまたコメディ・センスといい、間の取り方、50男をうまく演じていた。中井X小泉コンビが最強だった。
 
ラストシーンは、「あれっ」とあっけないが、わざとらしくなく、いいエンディングだった。これこそ映画化してほしい作品だ。こういう平凡な日常を扱ったストーリーの中で、俳優・女優の非凡な演技が光る。
 
来週からの後続番組については、まったくまだ知らないが、何か1本くらいは、「追っかけ」ドラマが出てくるだろう。