2月3日生まれ(年齢非公表としているが、1974年生まれの42歳)。あえて非公表としているのは、年齢を見て役柄に振り分けられるのではなく、見た目で判断してもらいたいという「女優」としての願いからなのだという。
受賞のあいさつで吉田羊は「私、年齢非公表ですが、私が新人賞をいただけると聞いた時、本当に耳を疑いまして。過去20年間の受賞者の年齢を調べたところ、おかげさまで最年長の受賞になりました」と笑いを誘った。「個人的に、(同じ作品で)親子役をやった有村架純ちゃんと同じ賞をいただけることに感慨深く思っています。これからも“新人・女優吉田羊”、がんばってまいります」と受賞を喜んだ。
・・・
映画デビューは、2009年には「20世紀少年 <第2章> 最後の希望」。
2014年7月期のフジテレビ系月9ドラマ「HERO」で城西支部唯一の女性検事・馬場礼子役に抜擢。ドラマを見たときは、「このおばさんだれ?」(笑)という印象だったが、ドラマでは、最も注目されることになった。10年ぶりに髪を切りボブカットにして臨み一躍注目を集めると、話題作への出演により、知名度が一気に高まったのだった。
昨年は映画では、「映画 ビリギャル」で主人公・工藤さやか(有村架純)を励ます母親役を好演し、「脳内ポイズンベリー」「愛を積むひと」「HERO」など4本の映画に出演。「アリのままでいたい」では、ナレーションを務めた。
・・・
現在放送中のドラマ「ナオミとカナコ」では、外見は真面目風な銀行員・達郎(佐藤隆太)の姉・陽子を演じているが、義妹にあたる達郎の妻・加奈子(内田有紀)とその友達の直美(広末涼子)がなにか画策していることを察知し、探偵を雇い、加奈子らの企みを追及していく。
「俺、殺されるかもしれない」と達郎が口走っていたとグイグイ迫る迫る陽子(吉田羊)の表情が怖い。
・・・
本格的な映像デビューのきっかけは2007年4月に川島なお美・下條アトムと共演した三人芝居「とんでもない女」。この舞台を見に来た監督の藤尾隆に見初められ、同年10月に始まった昼ドラ「愛の迷宮」(東海テレビ)に準レギュラー出演してドラマデビューを飾った。
劇団員時代には引越業者、葬儀屋、パーティーコンパニオンなどさまざまなアルバイトを経験したが、女優業に専念するためにアルバイトは一切禁じられ、生活費は事務所より借金して全て女優業で稼いで返済することを課せられたため、後に2014年のテレビドラマ「HERO」出演の直前に完済するまで事務所に借金があったという。劇団時代に、演技の基礎を身に付けてきただけに、アラフォーになって大輪となって花開いてきたようだ。
・・・
自立した強い女というイメージでは、米倉涼子、天海祐希、小泉今日子などがドラマで主役を演じているが、吉田羊は、主役というよりも、個性的な脇役(バイプレーヤー)が似合いそうだが・・・。今年は大河「真田丸」に出演。黒木瞳の初監督映画「嫌な女」では初主演を果たす。
・・・
飾らない女性と評され、CM界でも評価は高い。
CMは人気のバロメーターとも言われるが、昨年だけでCMが一気に9社という驚異的な数になった。「CM起用社数ランキング」の女性部門でいきなり5位にランクイン。
今年も地方を含めるとすでに10本のCMがあるといい、「CM女王」の座は上戸彩だったが、今年は吉田がつくのでは、とさえ言われているようだ。OL、女上司、奥さんにも母親にもなれ、幅広い企業の要請に応えられる要素を持っているというのだ。
ENEOS「でんき」のCM
吉田羊から目が離せない?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。