「不毛地帯」(第10話)。
「不毛地帯」(第10話)では、壹岐正(唐沢寿明)が、フォーク社と千代田自動車の提携で、フォーク会長の委任状の取り付けに成功し、その交渉能力を示すが、社内においては、時期社長をめぐって、里井と一丸の両副社長が、対立を深めようとしていた。
壱岐は、大門社長に「退陣する考えなのか」を確認したところ、「自分で花道は決める」と副社長の抗争を一蹴した。
副社長の里井達也(岸部一徳)の自宅に、挨拶に立ち寄り、これまで連絡上の行き違いなどをわびると共に、韓国訪問で得た鉄道事業計画などの情報を手土産として里井に報告、一応両者は和解したかに見えたのだが・・・。
一方で、壹岐は、秋津千里(小雪)から届いていた個展の案内で、銀座に立ち寄って、千里と2年ぶりの再会を果たした。
ナレーション:「壱岐と千里は2年半ぶりに会い、ひたむきに見つめあい、互いに運命的な結びつきを感じていた」。
会食中、「ムーンライト・セレナーデ」のジャズの音楽。
「踊ろう」という壱岐。陸軍参謀時代に、習っていたのだという。
千里「とても、お上手です」
壱岐「パートナーがあなただからですよ」
堅物、清廉潔白の人格者のように見られているが、気の利いたこともいうように(爆)。
壱岐「何か飲みますか」
壱岐は、千里が作った壷を持ってきていて、「これからもずっとそばに置いてください」(千里)というが、(自分自身もそばに置いて・・と取れなくもない。笑)。
壱岐のアパートは女中さん(吉村和子)が身の回りの世話を行っている。
「これまで何人かの駐在のかたのお世話をしてきましたが、皆さん、女性を連れ込んだりして、見てみぬふりをしていましたが、壱岐さんは、立派ですね」と語っていたが、朝、ベッドメイキングに来て、シーツに女性の髪の毛が落ちていて、不安げな顔をするところが面白い(爆)。
社内にあっては、里井副社長がニューヨークにやってきて、フォークと千代田の提携を白紙に戻すと言ってきて、いよいよ壱岐の立場も風前の灯に立たされることに。
今後は、どんな展開になるのか。
里井副社長の存在感がいやおうなく増してきた。
もうだいぶ、話が尽きてきたような印象だが、まだまだ一波乱あるのか?
期待しましょう。
第10回のラストシーンはこちら: