「不毛地帯」第13話。
今回は、里井副社長（岸部一徳）が再び倒れて、里井についていた角田・業務本部長（篠井英介）も、これまでなにかといわくありげな態度が見られていたが、壱岐の専務昇格を機に、「壱岐専務、私に何かお役に立てることはないでしょうか」とミエミエのゴマすり根性をむき出しにしてきた。次回の予告では、里井から「君は、僕から壱岐に乗り換えたのか」というせりふも聞こえてきた！（爆）。
壱岐と千里との間に新たな展開は見られたのか・・・？
東京商事の鮫島は・・・？
などなど、興味を持ちながら、見てみたが・・・。
大門社長（原田芳雄）は、自由党幹事長・田淵（江守徹）からの呼び出しにこたえて、壹岐正（唐沢寿明）の邸宅を訪れる。その席で、田淵は、千代田自動車と米・フォーク社の提携話を持ち出した。田淵がこの提携話に一枚噛んでおきたいという思惑で大門を呼び出したと悟った壹岐は、交渉を詰めた上で、「改めて助言を仰ぎたい」と答える。
一方、出張から戻った里井副社長（岸部一徳）は、田淵の一件を知って壹岐に怒りをぶつける。電話1本で大門が田淵のもとに駆けつけるなど、不見識だというのだ。そんな里井に壹岐は、フォーク調査団のひとりが東京商事の鮫島辰三（遠藤憲一）と行動をともにしていたことを伝える。しかし、里井はその話に耳を貸さないばかりか、副社長命令で、壹岐を提携プロジェクトから外してしまうのだった。
その後、里井は健康を気遣う家族の反対も押し切って渡米し、フォーク社幹部と直談判で交渉を詰めようとしたが、フォーク社側は、「千代田自動車との間で新たに設立する合弁会社の出資比率をフォーク51％、千代田49％に変更してほしい」という新たな厳しい条件を付きつけられて帰国。
帰国便では、同じ機内に東京商事の鮫島もいた。
お互いに腹の探りあいをするが、鮫島は、里井が心臓病であることを知っているため、挨拶程度で引き下がる。
里井は、フォーク社の要求を、一方の当事者、千代田自動車に伝えるが、千代田自動車関係者からは、そんな無茶な要求だったら、この案件は白紙だと詰め寄る。
そこに、毎朝新聞の夕刊を手にした角田保（篠井英介）が飛び込んできた。その一面には、「フォーク社が東和自動車と提携する意向を東京商事に正式に伝えた」というスクープ記事が掲載されていた。ショックを受けた里井は、その場で胸をかきむしるようにして倒れてしまう。
ここでナレーション：フォーク社との交渉が決裂し、近畿商事の里井副社長（岸部一徳）の心臓に亀裂が走った・・・。
「不毛地帯」のタイトル。
面会に行った社長、壱岐、角田らは、医師から、しばらく入院が必要で、復帰しても、仕事が続けられるかどうかわからないと告げられる。
社長は、壱岐を専務取締役に引き上げると同時に、「君やったらだまされてもいいと思うとる。君は、次期社長になるナンバー２や」と壱岐に語る。壱岐は「自分は、軍人時代から参謀であり、補佐に徹したい」というのだが・・・。
ニューヨークから東京本社への復帰となった壱岐は、ひとりマンション住まいをすることにした。千里が、訪問してくるが、押入れに、壱岐の亡き妻の位牌と写真が飾られているのを見て、複雑な気持ちになり、きょうは帰ると言い出す。そこに、壱岐の息子がしばらくぶりに海外駐在から戻っており、マンションに来て、亡き母親へあいさつしたいというので、来てもいいと言ってしまう。いづらくなった千里は、「私がここにいないほうがいいということですね」と壱岐に話すが、無言のあいづち。
マンションに来た息子は、台所に口紅のついたグラスを見て、「父さんは、何をやっているんだ」と、来た早々に帰ってしまう。(壱岐と千里の関係も、消滅していくのか？)
千里は、壱岐と会っていても、常に亡くなった奥さんに見られているというのが、消極的にならざるを得なかったのか（余談ですが、「それは、そうだ」・・・とこの番組だけはみているfpdの奥さん。 爆・爆）。
鮫島は、休日の朝、日が上がってもベッドの中にいた(前日、接待で夜遅くなった）が、奥さんから「壱岐さんは、専務になって、あなたは、フォーク社との話をまとめたっていっても常務。壱岐さんに抜かれてしまったじゃないの！ 何やっているの！」と怒鳴られる始末。どこの奥さんも怖いのは同じのようです（爆）。
それにしても、里井（岸部一徳）は、最近ヒステリックになりすぎて、言動も大げさで、心身共に、蝕まれているのかと思うような状態で、ころっと死んでしまうのか・・・また社内で権勢をふるう場面がでてくるのか気になるところ。
こちらで映像が見られます：http://dramato.blog98.fc2.com/blog-entry-12117.html
