「不毛地帯」第10話が昨年末に放送されてから、今夜の第11話まで、三週間のご無沙汰で、「視聴率のせいで一巻の終わりかな」とファンとしては、心配していましたが、先日日曜日に「後半」がこれから・・・というのを知って一安心したところでした(笑)。
さて、今回の第11話は・・・。
今回は、里井副社長が、狭心症で倒れたが、救急車を呼んだり、狭心症・心筋梗塞の世界的権威の医者を手配したりしたのは「壱岐が自分を病人に仕立て上げたのだ」と叫ぶなど、相当感情的になるシーンが多く、それを演じる岸部一徳のヒステリックな鬼気迫る演技が目立った。
里井は、壱岐が、フォーク社との話し合いを白紙に戻されたことに対する腹いせのために、水をさしていると思い込んでいるが、「水を差すなど、とんでもない・・・」という壱岐に「だったらだまっていろよ!」と大声で怒鳴るシーンもすごかった。里井も相当に強引で、「交渉は私がするから、見ているだけでいい」と問答無用という態度。
里井は、日本でフォーク社の覆面調査団の受け入れのための準備があるからと、医者の1週間は休養が必要という助言に従わず、ひとりで米国から日本に帰国してしまう。大門社長に、健康状態は問題ないと話すものの、大門社長が「君ひとりに、仕事を負わせて大変だったから、少しは休養をとったほうがいい」と諭すが、「自分を重病人に仕立て上げているのは壱岐だ」といきまく(笑)。思い込みの激しさと猜疑心の強さが感じられるシーンだった。
一方、勉強もかねて渡米中の千里(小雪)は、ニューヨークで壱岐と会ってから、ロサンゼルスにしばらく滞在しているが、壱岐の指示で壱岐の部下の一人が、ロスで千里を食事に誘い、亡くなった壱岐の妻のこと、壱岐のアメリカでの仕事ぶりなどを話す。その報告を受けた壱岐は、部下が「千里さんと再婚することを考えているのか」という問いに、前向きなそぶりも感じられ、部下もほっとした様子。
「たった一日のことでしたが(=ニューヨークで一夜を共にしたこと)、千里さんの気持ちはわかっているつもりです」と伝える。この成り行きも、ドラマの注目のひとつでしょう(再婚ということになるとライバルを自認するブログのさざえさんは、怒るか!?爆)。
さて、ラストシーンは、日本に向かった5人のフォーク社のスタッフが、ホテルに着いたら、いつのまにか4人となっている。壱岐は、「4人?一人足りない?」と知り脳裏をよぎるものがあったというのだが・・・。
果たしてそれは何なのか、次回のお楽しみ・・・。
今回は、新聞記者が日本の自動車メーカーと外資の間で何か動きがあるのではと、近畿商事の東京本社をかぎまわっているが、そのあたりも配慮して、フォーク社のスタッフの来日には、注意を払う近畿商事の受け入れスタッフだった。
このドラマを、途切れ途切れしか見ていない人のために、冒頭でこれまでのあらましの紹介があった。
次回も、注目、注目!(爆)。