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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(148)「デリンジャー」(1974)</span>


デリンジャー」(1974)は、アメリカでは誰も知る、歴史上のギャング、
デリンジャーの生き様を描いた佳作である。

アメリカで大恐慌が起こっていた時代に、銀行強盗などでアメリカ中西部を
荒らしまわっていた実在の人物、ジョン・デリンジャーFBIとの戦いを描いた
ギャング映画である。






この映画でデリンジャーを演じたウオーレン・オーツ(1928-1982)の一世一代の名演により
忘れられない作品となった。他に「ガルシアの首」(未見)の代表作がある。

言ってみれば、もう一つの「俺たちに明日はない」というべきか。

アメリカ中を、デリンジャー(ウオーレン・オーツ)旋風が吹き荒れた1933年。
デリンジャーは、決して大物ギャングとは組まずに、気心の知れた4人と
組んで、銀行の窓口に行っては「預金を全部いただく」と言って、拳銃を
突きつけて、車で逃走していた。

FBIは、フーバー長官の部下のメルビン・ハービス(ベン・ジョンソン)が異常な執念で
大物ギャングの追跡を試みる。デリンジャーは、FBIの管轄外の地域で、銀行強盗を
働いていたが、シカゴで、手違いから、警官との銃撃戦に巻き込まれることに。

各地で銃撃戦を経て、数ヵ月後にデリンジャーの消息が、ハービスに伝わる。

情報によると、デリンジャーらしい男が、ローレンスという偽名を使って貿易商になりすまし、
しかもインディアン混血の若い売春婦に惚れて通いつめているというのだ。

デリンジャー追跡の最後のツメに挑むパービスとFBI局員が、
シカゴの映画館バイオグラフ劇場を取り囲む。

パービスの指示通り、デリンジャー、ビリーを連れ立って劇場の外に出てくるアンナ。
その瞬間、パービスは「デリンジャー」と名を呼んで銃を構える。

フイをつかれたデリンジャーは傍らの女を突き飛ばしながら銃を抜こうとするが、
数発の銃弾を浴びて街路に屈した。

デリンジャーの死体を囲み人垣が生まれたが、街角の家の壁に飛び散ったデリンジャーの血を
ハンカチで拭き取っていたデリンジャーの仲間のビリーを誰一人として気づく者はいなかった・・・。

ウオーレン・オーツは「夜の大捜査線」で、ロッド・スタイガー演ずる南部の警察署長の
部下で、シドニー・ポワチエを誤認逮捕する警官を演じた。

脇役が多かったオーツだったが、この映画では、主役として光っていた。

ベン・ジョンソン(「ラスト・ショー」)が渋い味わいを見せている。

ウオーレン・オーツの出演作品:

「潜望鏡を上げろ」 Up Periscope (1959)
「昼下りの決斗」 Ride the High Country (1962) ★★
「続・荒野の七人」 Return of the Seven (1966) ★★
夜の大捜査線」 In the Heat of the Night (1967) ☆☆☆☆
ワイルドバンチ」 The Wild Bunch (1969) ☆☆☆☆
トム・ソーヤーの冒険」 Tom Sawyer (1973)
デリンジャー」 Dillinger (1973) ☆☆☆
地獄の逃避行」 Badlands (1973)
「おかしなおかしな大泥棒」(1973) ★★
ガルシアの首」 Bring Me the Head of Alfredo Garcia (1974)
「ブリンクス」 The Brink's Job (1978)
「1941」 1941 (1979) ★
「ボーダー」 The Border (1981)
パラダイス・アーミー」 Stripes (1981)
ブルーサンダー」 Blue Thunder (1983)