TVで、日本版ミュージカル「CHICAGO」の初日(10月8日)を迎えるまでの
主演者3人の密着番組があった。有名ミュージカルの出演とあって、すでに音楽、
女優として、トップの座にあっても、”初挑戦”の河村隆一、米倉涼子らに
とっては、緊張も大きかったようだ。
番組では、出演する役者の意気込みは伝わってきた。
初日は、観客のスタンディング・オベイションのカーテンコールが
いつまでも続き、成功していたようだ。
「CHICAGO」は、1975年にブロードウエイで初演され、トニー賞で15部門に
ノミネート、メガヒット・ミュージカルとなっている。
2002年には、映画化され、アカデミー賞で作品賞他6部門を獲得した。
映画についての感想は:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/54151591.html
日本版CHICAGOの主演者の一人、米倉涼子は、CHICAGOの日本上演の情報を
知ったとき「迷わず手を挙げた」という。
ミュージカル、ダンス、歌の経験のない米倉だが、以前からミュージカルには強い関心があり、
「できる、できないは関係なく、自分しかいないと思った」というほどの熱の入れよう。
死んでから後悔したくない、と語っていた。
映画では、レニー・ゼルウイガーが演じたロキシー役を演じる。
一方、映画ではキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じたヴェルマは、宝塚の男役トップスター、
和央ようかが演じる。本場・ブロードウエイに負けないくらいの役を演じたいと自信を見せる。
悪徳弁護士(映画では、リチャード・ギア)には、河村隆一が挑戦。
歌手では、頂点を極めたが、「新しい自分を発見したい」と語っている。
ストーリー:
1920年代のジャズ全盛時代、イリノイ州シカゴ。
不倫を重ねていた夫と妹を殺した元ナイトクラブ・ダンサー、ヴェルマ・ケリー(和央ようか)が
収監されている監獄に、新顔がやってくる。
彼女の名はロキシー・ハート(米倉涼子)。
冴えない夫に飽き飽きしている女優志願の人妻ロキシーは、自分を捨てようとした愛人を
殺害したのだ。
悪徳敏腕弁護士ビリー・フリン(河村隆一)の力でメディアの注目を一身に集め、スターと
なっていたヴェルマに負けじと、ロキシーもビリーを雇ってマスコミを利用し、正当防衛の
“悲劇のヒロイン”として一躍メディアの寵児になっていく。
スポットライトを求めるロキシーの快進撃はどこまで続くのか? 彼女と反目するヴェルマのリベンジは? 二人の女と一人の男の名声を賭けた争いが今、幕を開ける──。
機会があったら(切符が取れれば)、ぜひ見たいミュージカルの1本ではある。