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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1960年代(48)「おかしな二人」(1968)</span>


おかしな二人」(Odd Couple)で、”おかしな”二人を演じたジャック・レモンもウオルター・マッソーももはやこの世にいない。このコンビは、絶妙で最高だった。

テレビのニュース記者フェリックス(ジャック・レモン)とスポーツ記者のオスカー(ウォルター・マッソー)のやもめの男同士の共同生活のドタバタの悲喜劇を描いた。






フェリックスは、奥さんと離婚したばかりで、自殺も考えていた。
オスカーが、慰め、なんと男同士で共同生活をすることになる。

いつも集まるのは、ポーカー仲間のいずれも40男。
フェリックスは、几帳面で潔癖症。掃除、洗濯なんでもこなし、ごみ一つ散らかさず、
料理もまめに作る。

一方のオスカーは、ずぼら。
ポーカー仲間たちも、次第に潔癖症のフェニックスがいると落ち着かなくなってきて、
敬遠するようになる。

オスカーが提案したのは、同じアパートに住む姉妹を招待して、楽しく過ごそうというもの。

未亡人と離婚経験者の姉妹は嬉々としてやって来る。

フェリックスは自慢の料理を作り、まずは歓待したのだが、その料理を出す前に、
自らの悲しい離婚の話を始めてしまったのだ・・・。

妻や子の写真を取り出し、しみじみと語り、ついに泣き出す始末。

それをみた姉妹も、現代離れしたフェリックスのやさしさに共鳴し、一緒に泣き出して
しまう。3人の涙合戦。やり切れないのはオスカー。ついに数日後、2人の男は喧嘩別れ、
フェリックスは出ていってしまう。

人の好いオスカーは、急にフェリックスが心配になる。

もしかしたら、今度は本当に自殺するのではないかと・・・。

だが心配は無用だった。

フェリックスは、ピジョン姉妹と一緒に現れ、彼女たちと暮らすというのだった。

荷物を持って意気揚々と引きあげるフェリックス。

残されたオスカーは、集ったポーカー仲間たちに言う。

「ここは俺の家だ。床にタバコを捨てないでくれ!」

どうやらフェリックスの清潔ぶりが移ったようだ。

彼との和解も遠い日ではあるまい。(Gooなど)

続編も製作された。

いやー、このコンビ、笑わせるなかにも、ほろりとさせる名コンビでした。

音楽も軽快で「グー!」。