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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「テイクオーバー」(原題:The Takeover, 2022)を見る。コンピューター・ハッカーの話。

 

テイクオーバー」(原題:The Takeover, 2022)を見る。オランダの映画。タイトルの意味は「乗っ取り」のこと。この映画で「ホワイトハッカー」という職業があることを初めて知った。

ホワイト何とかというのでは「ホワイトナイト」というのがあり、敵対的買収を仕掛けられた企業が、新たな友好的な買収者を雇うというものだった(映画「ハゲタカ」など)。


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メル・バンディソンは子供のころからコンピューターをハックするのが得意。ある時、コンピューターをハックすると、ブディという天才ハッカーが訪ねてきた。
メルのハッカーとしての才能をブディは見出し、手を組むことに。

   


それから10年後。メル(ホリー・ブロート)が犯罪組織が用いるネットワークを偶然に停止させてしまう。そのことにより犯していない殺人の罪を組織からかぶせられ、組織とインターポールの両方から追われる身になる。


監視カメラが無数に仕掛けられた街を逃げ回るメルは、かつてブラインドデートをしたトーマス・ディーンの家に身を隠す。メルは旧知の相談相手ブディ・ベンツホートの手を借りて自らの無実を証明しようと、トーマスと一緒にブディを捜し出そうとするのだが…。


主人公のメルと一度だけブラインドデートで会っただけという男が、全く訳も分からずに、事件に巻き込まれてしまうが、最後には、間が抜けていたように見えたこの男が、事件の解決に一役買うというお話。


メルは”ブラインド・デート”であった男が、人は良さそうだが、初デートに中華の出前を頼んでいたということに対して「あり得ない」と、用事があるといって、食事もしないで、去って行ってしまう。男は、あっけにとられているだけという空気も読めないお人よし人間。


しかし、その後、メルは、警察や犯罪組織から追われる羽目になり、どこかに隠れるには、あのお人よしな男に頼らざるを得ないと、男のところに戻っていく。おぉ戻ったかと能天気な男は、この後、悪い奴らに追われて殺されかけるとはつゆ知らずに…。


映画は、街の人物がすべて監視下にあり、即座に顔が認識されて、中央コントロール室で把握されてしまう。顔認識などが、逆に犯罪に利用される可能性があり怖い。映画「翔んで埼玉」では、池袋で徘徊する大勢の人物の中から、埼玉県人だけを「さ」の文字で認識するというシーンもあった。


自動運転のバスが登場するが、制御不能になって、15人の乗客の運命は…というのは、あのノンストップで止まれなくなったバスを描いた「スピード」にも似て、そこは見どころだった。

それにしても、この女主人公のメルは、よく走る。イーサン・ハント(「ミッション・インポッシブル」シリーズのトム・クルーズ)並みだ。

 

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