「アーミー・オブ・シーブズ」(原題:Army of Thieves)を見た。カタカナのタイトルを見たとき、シーブスってなんだと思ったが、英題をみて泥棒の複数形だとわかった。マティアス・シュヴァイクホファー監督・主演によるアメリカとドイツのラブコメ・強盗映画。ゾンビ映画の「アーミー・オブ・ザ・デッド」の続編で前日譚。
出演は、ルートヴィヒ・ディーター役を再演するシュヴァイクホファーをはじめ、ナタリー・エマニュエル、グズ・カーン、ルビー・O・フィー、スチュアート・マーティン、ジョナサン・コーエン、中井ノエミといった俳優陣が出演。日本のハリウッド俳優が写真出演している。Netflixで2021年10月29日に配信。
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世界的な泥棒としてインターポール(世界警察)から追われているグウェン(ナタリー・エマニュエル)は金庫破りコンテストで優勝したセバスティアン(マティアス・シュヴァイクホファー)を見て、世界有数の金庫破りの仲間に引き入れる。
仲間にはグウェンのほか、コンピューター・ハッカーの女コリーナ・ドミンゲス(ルビー・O・フィー)、逃走車の運転担当のロルフ(ガズ・カーン)、グループのリーダー格のブラッド・ケイジ(スチュアート・マーティン)の4人がいた。
コリーナは映画スタジオのシステムに侵入して映画作品を公開前に盗み出しだすことも(「パイレーツ・オブ・カリビアン」など)。
「ワルキューレ」などワグナーの音楽を聞きながら、金庫に秘められた歴史のストーリーを読みながら鍵を開けていく。
右端はヒュー・ジャックマンのそっくりさんのよう(笑)。
主な登場人物:
■セバスティアン・S=ヴェーナート/ルードヴィッヒ・ディーター:マティアス・シュヴァイクホファー
ドイツで銀行員として働いている男。謎の女、グウェンに才能を見込んでスカウトされる。
■グウェン/グウェンドリン・スター:ナタリー・エマニュエル
セバスティアンを強盗団へと誘う。スリの技術を持つ。空手の達人でもある。お金よりもワーグナーの伝説的な金庫、特に「神々の黄昏」を破ることに、意義を見出している。
■ロルフ:ガズ・カーン
ドリフトの名人。強盗団の逃走車の運転係。
作戦担当で強盗団のハッカー。弟がいる。
■ブラッド・ケイジ/アレクシス・ブロスキーニ:スチュアート・マーティン
強盗団のリーダー。グウェンと組んで、何度も銀行強盗をしている。リアル・アクション・ヒーローと言われ、ブラッド・ピットとニコラス・ケイジから組み合わせて作った偽名を名乗る。本名はアレクシスで、グウェンの恋人。
フランスのインターポール捜査官。グウェンとアレクシスを逮捕するために、追い続けている。
■ビアトリクス:中井ノエミ
インターポール捜査官。ドラクロワの部下。
■クリストファー :ジョン・ブブニャク
■ブライ・タナカ:真田広之(写真のみ)
伝説の金庫を所有する億万長者。
その他:
「ラインゴルト」はパリの小規模銀行(信用組合)にあり、鍵の組み合わせは4億1300万通り。「ワルキューレ」はプラハの警備が厳重な銀行にあり、組み合わせは2350億通り。「ジークフリート」はサンモリッツのカジノにあり、組み合わせは72兆通り。「神々の黄昏」はラスベガスにある。
B級映画だが、まだまだ続編がありそう。