人気ミュージカル映画「グリース」(1978)出演などで知られるオーストラリア人歌手で女優のオリビア・ニュートン・ジョンが8日、死去した。73歳。
ニュートン・ジョンは、1970年代から1980年代半ばにかけて数多くのヒット曲を放ち、世界的な人気を博した。1981年にはロック色を強め、アップテンポなディスコ調の「フィジカル」をリリース。全米でビルボード10週連続1位、キャッシュボックス8週連続1位、1982年度の年間チャート1位という爆発的ヒットを記録。
「グリース」は、ジム・ジェイコブスとウォーレン・ケイシーの同名ミュージカル「グリース」を原作とした1978年の学園ミュージカル映画。
1979年の第51回アカデミー賞で、ジョン・ファーラー作の「愛すれど悲し」が歌曲賞にノミネートされた。
サウンドトラック・アルバムもヒットし、同じくジョン・トラボルタ主演の「サタデー・ナイト・フィーバー」に次いで、1978年のアメリカで2番目に売れたアルバムとなった。
2010年10月13日にはオリビア・ニュートン=ジョンのデビュー40周年記念企画として、2枚組のデラックス・エディションCDがユニバーサルミュージックから発売された。
以後はレコーディングやコンサートの会社運営、自社ブランドのオーナーなど実業家として多方面で活躍、乳がんを患ってからはがん治療の啓発活動家としても広く知られた。
作詞・作曲が尾崎亜美の「オリビアを聴きながら」は、杏里が最初に歌った楽曲で、歌詞に「Making Good Things Better」と出てくるのはオリビアの歌「きらめく光のように (Making A Good Thing Better)」を複数形にしたもの。
夫のジョン・イースタリングは本人のSNSへの投稿で、ニュートン・ジョンが米カリフォルニア州に所有する農場で「けさ、家族と友人に囲まれながら亡くなった」と説明した。
ご冥福をお祈りいたします。
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