fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

【訃報】歌手・女優のジェーン・バーキン、死去。76歳。

 

フランスメディアによると、英国生まれの歌手で俳優のジェーン・バーキンが16日、パリの自宅で死去しているのが見つかった。76歳だった。

映画「欲望」「ナイル殺人事件」「太陽が知っている」などに出演し、ささやくような声が魅力の歌手として一世を風靡した。エルメスのバッグ「バーキンは、バーキンのために作られたことで知られる。

1946年にロンドンで生まれ、1960年代後半にフランスへ移住。1969年に恋人で歌手・映画監督のセルジュ・ゲンズブールとのデュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がヒットした。

・・・
1963年、17歳でグレアム・グリーンの戯曲「彫像」に出演。翌1964年、ミュージカル「パッション・フラワー・ホテル」に出演、同年18歳で映画「ナック」のオーディションに採用され、端役として女優デビューを果たした。

同作の音楽担当だったジョン・バリーと18歳で結婚し、ケイト・バリー(写真家)を出産するが、後に離婚。1967年、出演した「欲望」がカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した。

1968年、フランスに渡り、フランス映画「スローガン」の主役セルジュ・ゲンズブールと出会い、ゲンズブールとは後に事実婚の関係となるが、当時バーキンは「結婚はもうたくさん」と考えており、法的には結婚しなかった。同年、映画「太陽が知っている」にペネロープ役で出演。

アラン・ドロンと共演した「太陽が知っている」(ジェーン・バーキン

1969年、ゲンスブールとのデュエット・シングル「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」を発表し、各国で放送禁止になるなど、センセーショナルかつ反逆的カップルとして崇拝された。

映画になった「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」

1980年にゲンスブールの酒乱・DVなどを理由にゲンスブールと別れるが後に和解、1991年にゲンスブールが病没するまで仕事で共演するほか、私生活でも交流する。2人の間に生まれた娘シャルロット・ゲンズブールも女優となる。

1980年、映画監督ジャック・ドワイヨンと出逢い、娘ルー・ドワイヨンをもうけるが、彼が撮った「シャルロット・ゲンズブール/愛されすぎて」の内容が、余りに自分たちの話に酷似していたことで、以後別れる。

1999年には「想い出のロックン・ローラー」(Ex Fan Des Sixties)収録の「無造作紳士」(L'aquoiboniste)がTBSドラマ「美しい人」の主題歌に使用され、日本限定企画で発表されたベスト・アルバム「ベスト」も30万枚のヒット作となる。

この「無造作紳士」は同年12月に岡崎律子が「アクアボニスト」(L'aquoiboniste)のタイトルでカヴァーしたものを発表している。

2002年発表のライブ・アルバム「アラベスク」ではゲンズブールの曲をアラビア風にアレンジして発表する。

2018年春の叙勲で旭日小綬章を受章。

ご冥福をお祈りいたします。

 

■「にほんブログ村」にポチッと!

https://movie.blogmura.com/ranking/in   

https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in