米俳優のライアン・オニールが8日(日本時間9日)、死去した。82歳。息子でスポーツキャスターのパトリック・オニールが日本時間9日に自身のインスタグラムを更新し、父の死を報告した。息子のパトリックは、エンゼルスの大谷の野球の日本語実況を行うことで知られている。
ライアン・オニールは1964年スタートのTVシリーズ「ペイトン・プレイス物語」で大役を得て、端正な二枚目として一躍スターダムにのぼった。
ライアン・オニールを一躍有名にしたのが、オニール自身が劇中で語った有名な言葉「愛とは決して後悔しないこと」でも有名な1970年の映画「ある愛の詩(うた)」だった。
純愛映画として大ヒットしたほか、アンディ・ウィリアムズの主題歌も合わせてヒットした。
その後、一転してコメディ映画「おかしなおかしな大追跡」(1972)でバーブラ・ストライサンドと共演。飛行機内のシーンで、ストライサンドが「愛とは決して後悔しないことね」とウィンクしてライアンにいうと「くだらないセリフだ」ととぼけた。
「おかしなおかしな大泥棒」(1973)でジャクリーン・ビセットと共演した後、同じ年に「ペーパー・ムーン」(1973)では、はじめて娘のテイタム・オニールと親子共演を果たし、娘の演技が父親を喰ってしまったと言われ、テイタムは同作品により史上最年少(10歳)でアカデミー助演女優賞を受賞した。
このほか「バリーリンドン」(1975)「ニッケルオデオン」(1976)オールスターキャストの「遠すぎた橋」(1977)「ザ・ドライバー」(1978)などがある。
映画では「お坊ちゃまはラッパー志望」(2003)、テレビシリーズでは「BONES -骨は語る-」(2007ー2017)が遺作となった。
ご冥福を祈ります。
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