【7月7日】きょうは何の日?
(1)七夕,七夕の節句
旧暦の7月15日の夜に戻って来る祖先の霊に着せる衣服を機織して棚に置いておく習慣があり、棚に機で織った衣服を備えることから「棚機」という言葉が生まれた。その後仏教が伝来すると、7月15日は仏教上の行事「盂蘭盆(盆)」となり、棚機は盆の準備をする日ということになって7月7日に繰り上げられた。
これに中国から伝わった「牽牛(けんぎゅう)織女」の伝説が結び附けられ、天の川を隔てた織姫(織女星、こと座のベガ)と彦星(牽牛星、わし座のアルタイル)が年に一度の再会を許される日とされた。
(2)川の日
建設省(現在の国土交通省)が、近代河川制度100周年にあたる1996年に制定。七夕伝説の「天の川」のイメージがあり、7月は「河川愛護月間」であることから。
「海の日」(7月の第3月曜日、祝日)「山の日」(8月11日、祝日)は知っているが「川の日」は知らなかった。
(3)竹・たけのこの日
全日本竹産業連合会が1986年に制定。日本缶詰協会等の産物関係者の話し合いの席上で「竹取物語のかぐや姫が竹の中から生まれた日は7月7日ではないか」という話になり、この日に決定された。
(4)ゆかたの日
日本ゆかた連合会が1981年に制定。七夕の日、女の子は色の附いた糸を結び、7本の針と瓜を供え、裁縫の上達を祈り、衣類に感謝していたという中国の故事に因んで。若い人たちにも、ゆかたの美しさを見直し親しんでもらうきっかけにしてもらおうという狙いもある。
(5)乾麺デー
全国乾麺協同組合連合会が1982年に制定。七夕の日に、素麺を天の川にみたてて食べる風習があったことから。
(6)ポニーテールの日
日本ポニーテール協会が1995年に制定。7月7日が「七夕」「ゆかたの日」であり、ポニーテールが浴衣に似合うこと等から。
(7)香りの日
全国化粧品小売協同組合連合会中部ブロックが1991年に制定。七夕に因んで「化粧品を買ってプレゼントしよう」と販売促進の為に提唱した。
(8)カルピスの日
1919年のこの日、ラクトー(現在のカルピス)が乳酸菌飲料のカルピスを発売した。
そのほか、7月7日を含む「〇〇週間」など多数。
「たなばた」であっても宝くじ(ロト6販売の日)で当たるなどの「たなぼた」の日ではないようだ(笑)。※棚ぼた:タナボタ 「棚から牡丹餅」の略。思いがけずうまい話が持ちかけられたさま、幸運にめぐり合った様子、などを意味する表現。
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