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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「パリは燃えているか」(米・仏合作、1966)

 
 
 
映画「パリは燃えているか」(1966)をようやく全編見ることができた。
日本では、字幕の入ったDVDは販売されておらず、今回はGH字幕さんが自ら字幕を入れた特別DVDを送ってもらい見た。(追記:後に、DVD販売が開始された。)
 
 
 
監督はフランスの巨匠ルネ・クレマン(「太陽がいっぱい」「雨の訪問者」「禁じられた遊び」「居酒屋」)。音楽は、モーリス・ジャール(「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」)。出演は、カーク・ダグラスアラン・ドロンジャン=ポール・ベルモンドをはじめとする豪華オールスターキャスト。フランシス・フォード・コッポラ(「ゴッドファーザー」)も脚本に参加している。
 
 
1944年8月7日から、8月19日のレジスタンスの蜂起開始、アメリカ軍の援護を受けて、8月25日のフランスの首都パリの解放に至るまでを描く。
 
物語はドイツ軍の降伏に貢献したレジスタンス運動を中心にしている。
主な登場人物は、アメリカ軍ジョージ・パットン将軍(カーク・ダグラス)、ドイツ軍ディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍(ゲルト・フレーべ)、レジスタンスのジャック・シャバン・デルマス大佐(アラン・ドロン)、自由フランス軍のフィリップ・ルクレール将軍(クロード・リッシュ)などである。
 
映画の終盤、降伏する前にパリを破壊しろというアドルフ・ヒトラーの命令が下ったが、最終的にコルティッツ将軍は命令に従わずに連合国に無条件降伏し、パリを破壊から守った(Wikiより)。
 
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俳優がすごい。
「暴力教室」のグレン・フォード、「恐怖の報酬」「Z」のイブ・モンタン、テレビの「アンタッチャブル」のロバート・スタック、「007 ゴールドフィンガー」のゲルト・フレーべ、「太陽がいっぱい」「冒険者たち」のアラン・ドロン、「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンド、「スパルタカス」のカーク・ダグラス、「ウエストサイド物語」のジョージ・チャキリス、「サイコ」のアンソニー・パーキンス、「第三の男」のオーソン・ウエルズ、「悪魔のような女」のシモーニュ・シニョレ、「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャン、そのほかレスリー・キャロンジャン=ピエール・カッセルシャルル・ボワイエミシェル・ピコリなど。フランス映画のわき役でよく見る俳優も多数出演している。
 
1944年8月のベルリン。
「敵にパリを渡すくらいなら燃やしてしまえ」というヒトラーのヒステリックな声が響き渡る。 その命を受けたドイツ軍のディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍がパリの任につく。フランスはドイツ軍の占領下になって4年が経つ。「ワルシャワ崩壊の映画」が上映され、ドイツの敵は滅びると喧伝されていた。フランス人は、そんな映画は見たくないと考えていた。ドイツ軍は、ドイツ兵が一人でも犠牲になったら、すべてを破壊すると威圧していた。そんななか、地下組織、レジスタンスのグループが動いていた。警察本部などを占拠。ドイツ軍から、半分ほどを取り戻し、連合軍の応援を待っていた・・・。
 
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連合軍が到着すると、フランス人は、喝采で迎える。
パリは崩壊から逃れることができた。
 
その時、ベルリンから電話があるが、受けるものはいなかった。
受話器から聞こえてくる声は「パリは燃えているか! パリは燃えているか!」
だった。
 
モノクロ映画、174分(1時間49分ほどで「インターミッション(幕間)」がある。
パリ解放当時の実写映像を一部織り交ぜているためか、モノクロで違和感を無くしている印象。ラストの一部は、カラーが混じっている。長時間なので一気に見るには根気はいる。
 
 
 
☆☆☆
 
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