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<span itemprop="headline">映画「女猫」(1958)フランソワーズ・アルヌールの魅力爆発。</span>













 
フランス映画「女猫」(原題:La Chatte1958)を見た。タイトルの読みは”めすねこ”か。日本の同名映画(「女猫」1983)は「めねこ」と読ませるようだが。

映画の中で、レジスタンスの女を見た職人の証言が「大きな目で、猫のようだった」と語ったことから似顔絵が描かれ、当時のレジスタンスの中の多くの女性闘志を総称して”女猫”と名付けられたようだ。

フランソワーズ・アルヌール魅力全開の映画。1950年代~60年代にフランスで絶大な人気を誇ったというのが頷ける。

1943年占領下のパリを舞台に、ドイツ・ナチスの支配と闘ったレジスタンスの女闘志とナチスの兵士との関係を描いた悲恋ドラマ

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1943年、独軍占領下のパリ
独軍レジスタンス(抗独組織)の秘密通信傍受して、組織無線現場急襲した。無線技師ジャン逃げそこなって死んだ。妻のコーラフランソワーズ・アルヌール)は送信機を持って、隊長ベルナール・ブリエ)のもとに逃げた。コーラは組織一員として、レジスタンス運動に加わり、独軍金庫からロケット設計図を盗むことに成功した。


          コーラ(フランソワ・アルヌール)と隊長(ベルナール・ブーリエ)

コーラ酒場でスイス新聞記者ベルナールベルナール・ヴィッキ)と知りあった。彼の正体実は独軍将校で、休暇中の身であった。ベルナールロシア戦線出発する前日従弟ミュラー大尉クルト・マイゼル)を訪ねた。


 

そこで
猫の目をした女”の
似顔絵をみて、コーラと直感した。ミュラーは盗まれた設計図のことで女探していた。

ミュラーベルナールから女(コーラ)話を聞いて、「駅で調べたあの女だ!」と叫び、「男を誘うような唇だったろう」と、ベルナールの出発中止させ、コーラと交際して組織潜入せよと命令した。「スパイはご免だ」と断るベルナールだったが、ミュラーは、組織のアジト、名前などがわかれば、女は自由にしてやるというのでしぶしぶ引き受けることにした。
 
二人恋しあうようになり、ミュラーなんとかしてコーラ組織から出させようと努力した。ロケット設計図英国飛行機取りに来ることになった。ベルナールミュラー連絡したが、隊長機転仲間独軍包囲から逃れた。
 
裏切者誰か隊長ベルナール正体をあばき、コーラに彼を殺せと命じた。
が、コーラには出来なかった。ミュラーベルナールに、組織人々の名前を知らせるならコーラ逃すといった。ベルナールコーラスイスにいって結婚しようといった。そこにミュラー来てコーラ逮捕した。彼女は白状しなかった。
 
仲間捕まり、つぎつぎ銃殺された。コーラ想うベルナールは、彼女の願いをふりきって、ミュラーにすべてを報告した。
 
隊長を除く組織人々は捕り、コーラ釈放された。組織の人間はみな、コーラが裏切ったと思いコーラを見据えた。コーラは憔悴して司令部を出た。

すると、一台の自動車コーラを待っていた。中には隊長が乗っていた。車は彼女のそばを通り機関銃が火を吐いた。コーラ道路上に倒れ、やがて動かなくなった。コーラは裏切り者の汚名を着せられて息絶えたのだった。
 
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この映画の冒頭のテロップで「制作者より」として「第二次大戦下のフランスでナチスの支配に反対してレジスタンスが起こった。この作品の”女猫”(La Chatte)のように女性闘志も数多く存在した。歴史上の事件として映画化したが、実際の裁判記録とは異なる。登場人物と物語は創作であり、現実とは一切無関係である」という言葉がある。が、史実にヒントを得て作られたことは明らかで、見ごたえがあった。
 
駅の検問で、怪しい人物を検査していた男・ミュラー大尉は、女(コーラ)を呼び止め、ガータに隠した通信機までは見なかったが、いかにもいやらしさのあるしぐさで、後ろから上半身をさわり、開放。そのあとで「身体検査もできるぞ。裸にしてな」とひとりつぶやく。

その後、コーラは捕えられて、再びミュラーは、コーラに仲間の名前とアジトを言うように促され「ストッキングを脱げ。裸足で歩け」などと命令。このあたりのミュラーも執拗だ。「人前ではだしで歩くのは恥ずかしいだろう」ともてあそぶような口ぶりで、ねちっこい。


 

アルヌールの映画も追いかけなければ・・・。
 
フランソワーズ・アルヌールといえばジャン・ギャバン主演の「ヘッドライト」(原題:Des gens sans importance、1955)を思い起こす。フランス語タイトルのDes Gens Sans Importance重要性のない人間たち(無名の人々)。 

日本では中高年世代にとって映画のテーマ曲同様に最も感涙にむせぶアルヌールの映画と言われているジャン・ギャバンが演じるパリとボルドー間を走るしがない初老の長距離トラック運転手と、フランソワーズ・アルヌールが演じるパリに憧れる居酒屋(ドライブカフェ)の若いウエイトレスの超悲恋物語貧しさが生む悲劇だた。身籠っクロティルドを演じたフランソワーズ・アルヌールビニールのレインコートなどが印象的だった。

■「ヘッドライト」の記事:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/62657254.html

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