大谷とベーブ
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、レンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。7回7安打8奪三振2失点、メジャー自己最多117球の力投で9勝目。
二刀流でベーブ・ルースと比べられることが多い大谷だが、同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」は1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりの記録に王手というからすごい。
この数試合、打撃の方はやや湿りがちながら、「投手・大谷」は6月4日(同5日)のマリナーズ戦で2勝目を挙げて以降、3か月負けなしで、自身8連勝。
現在両リーグトップの42本塁打(5日、43号)を放っており、1918年のルース以来103年ぶりの同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」に残り「1」勝となった。
2桁本塁打といっても、ベーブ・ルースの場合は、1918年に本格的な二刀流に挑戦して、13勝、11本塁打。翌年の1919年に9勝、29本塁打の記録を残している。
■ベーブ・ルース 1895年2月6日、米メリーランド州ボルティモア生まれ。童顔であったことから赤ん坊を表すベイビーをもじってベーブと呼ばれた。プロ22年間で首位打者1回、本塁打王12回、打点王6回。すごいのは本塁打で通算714本塁打は大リーグ歴代3位。投手では最優秀防御率1回。1948年に、がんのため53歳で死去。背番号3はヤ軍の永久欠番。