米大リーグ、ア・リーグ15球団のレギュラーシーズン全日程が1日(日本時間2日)に終了し、44本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平選手(29)の日本人初となる本塁打王が確定した。
ホームラン王おめでとうございます!
右肘手術を受けて9月4日以降の25試合を欠場したが、リーグで唯一40発以上を放ち、2位に5本差をつけて逃げ切った。主要紙、地方紙などで各種号外が出ている。
大谷は球団を通じて「MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメイト、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」とコメントした。
かつて日本人がパワーで勝ることは不可能とも言われたが、二刀流で常識を覆し続けてきた大谷らしく、ホームランキングに輝いた。
今季は、4月に7発、5月に8発と順調に本塁打を積み重ねると、6月には月間15発を放って一気に本塁打王争いでトップに立って独走状態に入った。
7月は月間9発で2か月連続の月間MVPに輝く活躍。
だが、8月は5発に終わり、23日の本拠地・レッズ戦後には右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷が発覚。
その後は打者に専念したが、同23日の44号を最後に10試合、48打席連続出本塁打が出ず、9月4日の試合前のフリー打撃で右脇腹を痛めてその後の試合を欠場。
その後、復帰を目指したが、かなわずに同19日に右肘手術を受けて今季の出場を終えた。だが、2位のガルシア(レンジャーズ)の39本に5本差をつけての本塁打王。
終わってみれば、9月はノーアーチで、シーズンのラスト25試合を欠場しながらキングに立つぶっちぎりの独走ぶりだった。
今季は一時、60本塁打にも届くペースで本塁打を量産していたが、思わぬアクシデントによる失速で2021年の自己最多46発にも届かなかった。
だが、その打撃技術の高さを十二分に示し、パワーで劣るとされる日本人でもトップに立てることを証明したシーズンとなった。
投手では23試合登板して10勝5敗、防御率3.14。132回を投げて167奪三振をマークした。
【大谷の本塁打数】
▽日本ハム
2013年 3本
2014年 10本
2015年 5本
2016年 22本
2017年 8本
▽エンゼルス
2018年 22本
2019年 18本
2020年 7本
2021年 46本
2022年 34本
2023年 44本
2023年その他成績:
【打者】
打率:.304 (497打数151安打)
盗塁:20
【投手】
10勝5敗
※すでに日米通算200本越えを達成。
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日本郵便は2日、米大リーグエンゼルスの大谷翔平選手の本塁打王獲得を記念した「プレミアムフレーム切手セット」を販売すると発表した。
全国の郵便局(一部の小規模局は除く)と郵便局のインターネット店舗で6日から申し込みを受け付ける。