エンゼルスでプレーした大谷翔平投手(現ドジャース)がハンク・アーロン賞などを含めて、今年「14冠」を達成した。
メジャーリーグ機構(MLB)は16日(日本時間17日)、卓越した打者をファン投票などで選出するハンク・アーロン賞の受賞者を発表し、ア・リーグではエンゼルスでプレーした大谷翔平投手(現ドジャース)が初めて受賞した。日本選手としても初受賞。ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が選ばれた。
大谷は今季リーグ最多44本塁打を放ち、日本選手初の「本塁打王」を獲得した。右脇腹を痛めて9月の約1か月を欠場したがリーグ4位の打率.304、95打点、20盗塁をマーク。OPS1.066は両リーグトップだった。
3年連続で最終候補入りしていた大谷は、デレク・ジーター氏やデビッド・オルティス氏、アルバート・プホルス氏らで構成される選考委員会、ファン投票で初選出となった。
今季はメジャー史上初となる2度目の満票で「ア・リーグMVP」を受賞。本塁打王を獲得し、打撃のベストナインに相当する「シルバー・スラッガー賞」(ア・リーグDH部門)を2年ぶりに獲得。年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」に3年連続で選出された。
「エンゼルスの最優秀選手(MVP)」「ベースボール・アメリカ誌の年間最優秀選手」選手間投票で選ばれる「ア・リーグ最優秀野手」に選ばれ、プロ野球の発展に大きく貢献した野球人に贈られる「正力松太郎賞」特別賞も受賞した。
さらに「WBC MVP」「WBCベストナイン(投手)」「WBC ベストナイン(DH)」「オールMLBチーム・ファーストチーム(先発)」「オールMLBチーム・ファーストチーム(DH)」と合計「14冠」となる。
・・・
【ハンク・アーロン賞】(Hank Aaron Award):
メジャーリーグベースボールの賞のひとつ。ハンク・アーロンが、ベーブ・ルースの通算本塁打記録を塗り替えてから25周年を記念して1999年に創設された。アメリカンリーグ・ナショナルリーグから、その年に最も活躍したそれぞれ一人ずつの打者が選出される。
1999年の第1回受賞はア・リーグがマニー・ラミレス、ナ・リーグがサミー・ソーサ。3回以上の複数回受賞者ではナ・リーグのアレックス・ロドリゲスが4回、ア・リーグのバリー・ボンズが3回受賞している。
大谷は初受賞だが、今後も成績次第で複数回授賞もありそう。
1年前に「ポルシェドライビングアスリート」就任にあたり、ポルシェ・エクスペリエンスセンターLAにて撮影。絵になるShohei Ohtani
■「にほんブログ村」にポチッと!。