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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)を見る。

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」( 原題:Spider-Man:  Far From Home、2019)を見る。監督はジョン・ワッツ、主演はトム・ホランド。共演は、ジェイク・ギレンホール、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンセイヤ、マリサ・トメイほか。

マーベル・コミック」原作のスパイダーマン」の実写映画化作品としては第7作目。再リブートシリーズとしては「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)に続く第2作目となる。CG、VFXを駆使したスペクタクル・アクションは度肝を抜く迫力。

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ピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みに、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパ旅行に出かける。

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しかしそこに待っていたのは、元S.H.I.E.L.D.長官・ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だった。 

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迫りくる新たな脅威を察したニックは、スパイダーマンの力を必要としていたのだ。目の前に立ちはだかる脅威にピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。

ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、“水”や“火”など自然の力を操るクリーチャーたち。

ベネチアで“水”のエレメンタルズの襲撃を受けた際には(コスチュームを部屋に忘れたため)手近な仮面で誤魔化しながら塔の倒壊を防ごうと必死。プラハでは“火”のモンスターと激闘。観覧車に取り残されたネッドとベティを救おうと奮闘する。

世界に脅威が迫る中、ニックはミステリオ(ジェイク・ギレンホール)をピーターに引き合わせる。異次元から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。

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そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機にどう立ち向かうのか・・・。

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CG、VFXを駆使したスペクタクル・アクションと、3D趣向を追求した空間演出、一筋縄ではいかないプロットが炸裂。さらに思いがけない重責に揺れるピーターと、彼を支える仲間たちとのユーモラスな関係性も見事に描かれる。

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初期のころの「スパイダーマン」と配役もだいぶ変化して(若返り)とまどう。また「マーベル・コミック」の実写映画として、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)としては第23作品目の映画。

その「フェイズ3(第3シーズン)」および、2008年公開のMCU第1作「アイアンマン」から始まった「インフィニティ・サーガ」の最後を飾る作品でもある。「アイアンマン」の主人公トニー・スタークについてのシーンもある。ピーターは、スタークのの遺品である人工知能「E.D.I.T.H.(イーディス)」を宿した眼鏡を手渡され、アイアンマンの後継者に指名されたが、ピーターはベックからの共闘の申し出も断り、残り2体となったエレメンタルズとの対決を彼らに任せ、自らは旅行に戻ってしまうという展開だった。

最後のエンディングロールのあとに「おまけ」映像があった。次回作への布石であるようだ。マーベルコミックは、ド派手な映像をを見せてくれるが、幅広い客層をターゲットにしているようで、やや食傷気味。このシリーズももう満腹といったところ。