同じ映画だがイメージが違ってくる?
Netflixの新着映画のリストを見ていたら「Music and lyrics」「The Lake House」といったタイトルがあった。写真を見て、あれ、これは…とおもったら、やはりそうだった。それぞれ劇場公開時は「ラブソングができるまで」(2007)「イルマーレ」(2007)だった。10数年前の映画を見ていない10代・20代の若い世代には、いいのかもしれないが…。
劇場公開時のタイトルがDVD化されたときに、カタカナに変更している例もある。例えば1970年に公開されたショーン・コネリー、クラウディア・カルディナーレ主演の「赤いテント」(1969)は、2007年のDVD化では「SOS北極 レッド・テント」となっている。「赤いテント」でいいと思うが(笑)。
この「赤いテント」は、有楽座の70ミリ大画面で見たが、国際版とロシア版があるというのを後から知った。劇場版で見たのはおそらく国際版で、音楽もエンニオ・モリコーネ、ロシア版は別の作曲家だった。以前動画で「赤いテント」も見たことがあるが、ストーリーが一部違っていた印象がある。
「ひとりぼっちの青春」(原題:They Shoot Horses, Don't They?「彼らは廃馬を撃つのね?」、1969)や「地上(ここ)より永遠(とわ)に」(原題:From Here To Eternity, 1953)などが将来、リメイクやDVD化の時に「ゼイ・シュート・ホースィズ・ドン・ゼイ」だったり「フロム・ヒア・トゥ・エタニティ」にならないことを願う。
「ウエストサイド物語」(1961)のリメイクが「ウエスト・サイド・ストーリー」(2021)になることさえ抵抗があるのだから(笑)。
「黄昏」(原題:On the golden pond,1981)も、決して決して「オン・ザ・ゴールデン・ポンド」にしないでほしい。「燃えよドラゴン」(原題:Enter the Dragon, 1973)が仮にリメイクされて「エンター・ザ・ドラゴン」にでもなったら、担当者をバリカンで坊主にするぞ(笑)。