「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」がアカデミー賞ノミネートに向け、アメリカで初めて限定公開された。劇場版「鬼滅の刃」の限定公開が始まったのは、フロリダ州マイアミの映画館で、上映は1日3回、上映期間は2月26日からの1週間のみ。チケットは発売後、すぐに完売したという。英題はDamon Slayer。Slayerは、キラー、殺害者のこと。
今回のアメリカでの限定公開は、アカデミー賞に正式にノミネートされる資格を満たすためのもので、ノミネート作品は3月15日に発表される。
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原作は吾峠呼世晴（ごとうげ・こよはる）の人気マンガ「鬼滅の刃」。
その劇場版である「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」（外崎春雄監督）の興行収入は、いまだ衰えを見せず、381億円を突破したことが3月1日、分かった。観客動員数は2768万人を突破した。数字の上では、日本国民の4人に1人が見たことになる。
邦画、洋画を合わせた歴代興行収入ランキングで「千と千尋の神隠し」（2001）の約316億8000万円を超えて、1位となったことも話題になった。
「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎（かまど・たんじろう）が、鬼に変異した妹・禰豆子（ねずこ）を元に戻すために旅立つ……というストーリー。
原作は、2016～2020年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載。テレビアニメが2019年4～9月に放送された。テレビアニメの放送と共に原作の人気も加速し、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億5000万部を突破するなど社会現象となっている。テレビアニメの新作「『鬼滅の刃』遊郭編」が制作されることも話題になっている。
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