「ハラスメントゲーム」(第3話 炎上! パタハラ天国)では、”パタハラ”がテーマだった。「〇〇ハラ」と名のつくハラスメントがこの数年、次から次に登場しているが「パタハラ」とは、パタニティ・ハラスメントの略。
■「パタニティ・ハラスメント」
■「パタニティ・ハラスメント」
パタニティとは、Paternity(父性)の意味。男性社員の育児休業制度等の利用に関して、上司・同僚からのいやがらせを指す。制度が設けられているにも関わらず、実際にその制度を利用しようとすると、その育児休業取得を拒んだり、育児休業取得を理由に降格させるなどといった行為がその典型である。
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コンプライアンス部の高村真琴(広瀬アリス)の先輩で商品開発部の徳永悠馬(斎藤工)が、パタニティーハラスメントを受けていると訴えてきた。育児のために労働時間を短縮できるイクメン時短を利用しているのだが、そのことで嫌がらせを受けているというのだ。オフィスで、4時に「失礼します」と徳永が帰ろうとすると、全員が徳永を見て不満そうな顔をする。上司は、徳永に、この忙しい仕事があるのに、残って手伝えないのか、と嫌みを言ってくる。「子供の迎えがあるので」。
だが部長も他の部員も徳永の融通の利かない態度に不満を漏らし、同情する者はだれひとりいなかった。10時に出社して4時になると1歳半の息子の保育園の出迎えがあるというのだ。
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舞台となる総合スーパーでは、勤務規定で、副業を禁じていたが、早退した徳永は時短労働をし早く帰宅して、「イクメン動画」を作成し、人気ユーチューバーとなっていた。ネットを利用して、「イクメンパパ」のタイトルで副業をしていたことが発覚。秋津の調査で、そのことが知られると、副業は中止すると、ホームページを閉じたのだが、今度は女性になりすましての新たな副業を立ち上げていた。
”お前はクズだ。クズ中のクズだ”。
高村が会社の顧問会計士と夜食事をしている時に、「秋津さんもあそこまで徳永さんに言わなくても」とこぼすと、その若い会計士は「秋津さんは、わざと強く行ったのではないのか。徳永の奮起を促すために。」という。「そんなに深く考える人じゃないですよ」と高村は思うのだが・・・。
1話完結のドラマでありながら、全体を通じての大きな動きが隠されている。それは、常務(高嶋政宏)が、秋津に向かって居酒屋で言うセリフだ。「お前が地方から本社に戻った本当の理由は何なんだ?」だった。それは社長から頼まれた、あるミッションだったのだが・・・。
イクメン制度を悪用する不届きものも中にはいるという。
そんな輩を「ブラック・イクメン」と呼ぶ。タコの墨でも入った麺なのか、これは食えたものではないが(笑)。
キャスト:
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