それぞれ思惑を隠して・・・。
忘れた頃に、見逃し配信で「ハラスメント・ゲーム」を見ているが、これがなかなか面白い。いかにもな”見世物的な”顔芸で次々に悪役が登場する「下町ロケット」よりも、作り物感がなくリアルなところがいい。何より、主人公の唐沢寿明演じる秋津が決してスーパーマンではないこと。
むしろ小市民的で、バリバリタイプではなく、真面目である一方、家では、妻や娘から文句を言われて小さくなっているところなどが面白い。
そんな秋津も、スーパーの立て直しに向けては、足の引っ張り合いに汲々としている役員たちを前に、辞表を持って、役員会で役員を一喝するところもあるのだ。
【第7話】は「秋津大ピンチ! セクハラ疑惑でクビ!?」だった。
弁護士の熊沢咲子(松下由樹)から事情聴取を受けた際、無実を訴えるが「証拠がない」と一蹴されてしまう秋津。潔白を信じるコンプライアンス室の高村真琴(広瀬アリス)は、顧問弁護士・矢澤光太郎(古川雄輝)と内密に動き出すが、決定的な証拠を掴めぬまま時は過ぎ、やがて役員の間では自主退職の声が高まっていくが…。
…
アイドル歌手だった石野真子が、主人公・秋津渉(唐沢寿明)の妻・瑛子を演じているが、これが一見のんびりしているようで、できた奥さん。夫の転勤などで苦労しているが、弱気の夫に喝を入れたり、なだめたりするが、会社から自主退職を促された夫に対して「そんな会社は、こっちから辞めてやればいい。私もスーパーでもなんでも働くから」と夫を元気づけるのだ(笑)。
自宅待機を命じられた秋津が「結婚20周年の準備のために有休を取った」と方便のウソをいうのだが、その当日に寝込んでしまう。そんな時、娘・菜摘(喜多乃愛)は、母親に向かって「結婚記念日当日に風邪で寝込むなんて・・・」
「とっちめたほうがいいよ 」
勇ましい。
秋津渉は、社内の部長をパワハラで訴えたが、今度は、その部長から派遣の秘書を使って仕組まれたセクハラで訴えられることになった。実は、秘書から相談があるからとバーに呼び出されて、二人だけで会うことになったのだが、そこはコンプライアンス室長。万一のためにICレコーダーで記録していた。
訴えられた時に、そのレコーダーを出せば、無実を証明できたかもしれないが秋津は録音したメモリーカードを破棄してしまった。なぜ、と思うが、秋津は、証拠を出したとしても派遣社員の首が飛ぶだけで、会社は何も変わらないと判断したのだ。
「派遣社員秘書について調査しました。」と弁護士。
次回「第8話」予告は(↓)。
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