「下町ロケット」を一昨日読んだばかりだが、さっそくネットのパソコン無料動画で全5話を見た。原作を読んだばかりで、登場人物がどのように映像化されているのか興味があったが、キャスティングのすばらしさで、パソコン画面、低画質を割り引いても感動が伝わってきた。
・・・
Wowow製作で、その解説は以下の通り。
特許をめぐる町工場と大企業の戦いを描く。元宇宙ロケット技術者が経営する町工場が特許侵害で訴えられる。存亡の危機に立つ中、大企業から特許買い取りの話が舞い込む。
「その特許がなければロケットは飛ばない―。」
町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業と大企業の熱き戦いを描いた新時代の社会派ヒューマンドラマ。かつて研究者としてロケット開発に携わりながら、今は実家の小さな町工場を経営する主人公・佃航平に三上博史、ロケットエンジンの特許技術をめぐって主人公と相対する大企業の宇宙航空部部長・財前道生に渡部篤郎、特許裁判のスペシャリストとして佃を支える弁護士・神谷涼子に寺島しのぶ、ほか、池内博之、綾野剛、原田夏希、眞島秀和、光石研、小市慢太郎、水野真紀、古谷一行ら実力派キャストを迎え、夢と現実の間で戦い葛藤する者たちを丹念に描き出す。
企業間の特許を巡る争いとともに、家族、夫婦、親子、仲間、友情などをドラマでは原作以上に深く掘り下げて描いている。原作の神谷弁護士は男性だが、ドラマでは女性(寺島しのぶ)に代わっているが、この神谷弁護士の活躍ぶりも見逃がせない。
神谷は、主人公・佃航平(三上博史)の元・妻(水野真紀)と親友であるということだけでなく、元職の弁護士事務所が佃の会社を訴えていること、元の弁護士事務所の悪辣な手法についていけずに退職したことなどから、佃側の弁護を自ら願い出たのだった。自分自身の過去(仕事とはいえ中小企業を倒産に追い込んだ)との戦いでもあったのだ。
・・・
佃の離婚は妻からの要求で出て行ったため、一人娘を佃が親権を持って、母親と暮らしていたが、中学生の難しい年頃。母と暮らしたいと家を出るが、母親(水野真紀)も忙しく、娘は「結局、母も父も同じ」と嘆く。
そこで、神谷弁護士が、「私が弁護士になる」と申し出て、三つの条件をもって父親のもとに。その条件とは、「仕事を家に持ち込まない、母親の家に行くときには嫌な顔をしない、(太った、など)デリカシーのない発言はしない」だった。何ともほほえましくもあるが、父親である佃は、サインをするのだ。
・・・
三上博史はドラマ、映画とほとんど見ていなかったが(映画出演は少ない)、朴訥として、情熱のある町工場の社長としてぴったりだった。
大手企業・帝国重工の宇宙航空部 部長・財前(渡部篤郎)も、人間味があふれていた。帝国重工で、ポスト財前をねらう野心満々の富山(眞島秀和)の見下した態度や、つくだ製作所のライバル会社・ナカシマ精機 の三田(佐藤二朗)など癖のある役者がよかった。主人公・佃航平の娘役で、美山加恋も出演。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:クリックお願いします♪。