スーパーを舞台にした「ハラスメントゲーム」第1話(「炎上!一円パワハラ」)を見た。スーパー業界大手老舗会社のコンプライアンス室長・秋津(唐沢寿明)が、社内のハラスメント問題に挑む。これはリアルで面白い! 1話完結。
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「1円玉でも這いつくばって拾わなければならない」と武藤に説教をされたことを恨んでいた佐々部は、「親父に言いつけてお前をクビにする」と武藤を脅していたのだった。
ここから異物混入事件の犯人が佐々部であるということがわかる。
秋津は、1円玉はレントゲンに写らないこともあり、子供が食べたら死亡事故に発展する可能性があることを佐々部に言う。
本社から店舗に来ても、”本社風”を吹かし、店のエプロンをつけず(プライドがあって、つけられない)、仕事の取り組みも不真面目で、職場を離れては漫画本を読んでいるような人物だった。パートの従業員からも、非難の目で見られていた。当初、証拠がないなどと、シラを切っていた佐々部だったが、秋津の熱心な態度と社内で穏便にすまされたことなどで、改心したようだ。
記者発表では、秋津の助言により、社長の丸尾は、新規店のオープンを控えている時期に、後から異物混入事件が明るみに出た時などを恐れて、「異物混入の事実」を認める会見を開き、それでも「混入の経路は不明」とその事実を隠蔽し、会見を行ったことで新規店オープンの追い風にしようとしたのだった。
それにより、佐々部も武藤もこれまでと変わらずにスーパーで働くことになり、店のエプロンを付けた。
そんな中、3日後にオープンを控えた品川店のパート社員18人がセクハラ被害により退職をするという連絡が入ってくるのだった。18人のパートのなかには、そのリーダー格とみられるベテランらしき女性従業員(余貴美子)の顔があった。(第2話に続く)。
第2話予告編
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主人公が悪い人物を懲らしめる勧善懲悪ドラマを期待したが、そういう展開ではなく、会社ぐるみで真相を握りつぶし、3代目社長を快く思わない役員の結託などが見え隠れし、これからさらにひと波乱あることを予感させる展開で終わった。
社内における役員の駆け引きや、足の引っ張り合いなどが見所となりそうだ。
また、秋津は恐妻家で、妻の瑛子(石野真子)には全く頭が上がらないところが面白い。本社から富山の店舗に左遷されて7年。本社人事部に呼び出されて、7年ぶりに東京に戻るが、どうも妻から逃げ出して単身赴任を希望しているようなのだ。
嘘っぽいドラマが多い中で、ハラスメントにも様々な言動があることが紹介されて興味深かった。「頑張れよ」も時と場合によっては相手にプレッシャーとなり、イエローカードになるというのだ。
展開が面白く、演技達者な俳優も多数出演し見ごたえがありこれは継続ドラマ。
一方、米倉涼子の「リーガルV」は漫画チックで、ついていけず第2話の途中でリタイヤした(笑)。
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