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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★明治の実業家・渋沢栄一と煮ぼうとう。

きょうは、たまたまスーパーでみつけた「渋沢栄一の里・深谷名物の”煮ぼうとう”」を食べた。fpdの出身地、深谷市は、明治の実業家・渋沢栄一の生まれたところ。
 
 
              3人前には十分な量
             鍋で茹でた素の煮ぼうとう
         人参、ネギなどの天ぷらとほうれん草、深谷ねぎの薬味
          ネギや天ぷら、ほうれん草をトッピング
 
小さい頃は実家で母親が、煮ぼうとうをほとんど毎日のように作って、食べていた。
手打ちうどんを太く切ったもので、ネギ、じゃがいも、ほうれん草などの野菜や、好みに応じて、豚肉の細切れなどを入れていた。きょうは久しぶりに、”おふくろの味”を味わった(笑)。まいうー。
 
さて、近代日本経済の立て役者として、今なお多くの人々の尊敬を集める渋沢
栄一は、天保11年(1840)、現在の深谷市血洗島(ちあらいじま)の農家に生まれた。
 
血洗島は、渋沢栄一の存命の頃は八基(やつもと)村血洗島で、その後、豊里村血洗島となり、約30年前に深谷市に吸収され、深谷市血洗島となった。fpdが生まれた頃に八基村から豊里村に変わった。同じ深谷市といっても、まさにfpdが生まれたのは豊里村(旧八基村)なので、渋沢栄一の実家から1キロも離れていない。
 
地元の名物うどんの一種である「煮ぼうとう」を食べたからかどうか分からないが、当時としては天寿を全うして、91歳まで生き、昭和6年(1931年)に亡くなった。
 
今では考えられないくらいの長寿で、年号では「天保」「安政」「文久」「元治」「慶応」「明治」「大正」「昭和」と生きたことになる。ひぇ~!


渋沢栄一は、
持ち前の正義感から若いころは尊王攘夷(そんのうじょうい)運動に加わったものの、その後は一橋家と幕府に仕え。慶応3年(1867)には第15代将軍徳川慶喜の名代徳川昭武随行して渡仏し、パリ万博を視察するなどヨーロッパの進んだ思想・文化・社会などに大きな影響を受けた。
 
帰国後は明治新政府の大蔵省に仕えが、大久保利通らと意見が合わずに辞職。以後は、実業界の最高指導者として大きな足跡を残した。
 
論語の精神を重んじた渋沢栄一は、各種産業の育成と500もの近代企業の確立に努めたほか、養育院や孤児院など600以上の社会公共事業に携わり、救護法の制定にも尽力した。 (深谷市観光協会HPより)
 
渋沢栄一の略式年表
西暦 年号 業        績 主な出来事
1840年 天保11年 0 2月13日、武蔵の国、榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市大字血洗島)に生まれる。 アヘン戦争
1859年 安政6年 19 尾高惇忠(雅号=藍香)の妹、千代と結婚。 安政の大獄
1863年 文久3年 23 高崎城乗っ取り計画をするが、中止。 薩英戦争
1864年 元治元年 24 一橋家の用人、平岡円四郎のすすめで、一橋家に仕官する。 池田屋事件
1867年 慶応3年 27 15代将軍慶喜の弟、昭武に従いパリ万博に随行 大政奉還
1869年 明治2年 29 明治新政府に仕官、租税正となる。日本初の
商法会所(今の株式会社)を設立。
戊辰戦争 終結
スエズ運河 開通
1973年 明治6年 33 大蔵省辞任、第一国立銀行総監役となる。 地租改正
1900年 明治33年 60 男爵を授けられる。(後に子爵を授けられる。) 紙幣が日本銀行
券に統一
1909年 明治42年 69 これまで関係した諸会社、その他諸団体の
役職を辞任。生涯を通じて、約500社の営利企業の創立に関与、また、600余りの社会福祉事業にも貢献。
伊藤博文暗殺
1916年 大正5年 76 実業界を引退。 夏目漱石死去

1931

 年

昭和6年 91 11月11日、永眠。 満州事変



また、
彩の国21世紀郷土かるたの「え」の項目は「えいいち(栄一)も食べたネギ入りにぼうとう」となっている。彩は埼玉の埼にかけた言葉で、彩の国は埼玉県の愛称。深谷ねぎが栄一の故郷の深谷の特産品であることと煮ぼうとうが埼玉県北部の郷土料理であることにちなんでいる。
 


 生家(上)と渋沢栄一記念館
 

深谷市大字血洗島には、「渋沢栄一記念館」がある。ここには、渋沢栄一にちなんだ写真や栄一関連の物品が展示されている。パリ万博訪問の写真もある。渋沢栄一記念館は、高崎線・JR深谷駅から北に約5キロ。タクシーで20分。荘厳な深谷駅写真)の外観を見るだけでも、初めての人は卒倒するかもしれない(笑)。                   
                                             
 
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