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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">★「ナッツ・リターン」(「ノー・リターン」はモンローだが・・・。)</span>


     引き返せ!「北北西に進路を取るな」
 
 
Yahoo記事の一部を引用すると、韓国では、根強い財閥企業のあり方、という課題が根底にあるという。
 
ピーナッツの袋を開けないで、客に出した」のは、けしからん、飛行機を戻せ、責任者は飛行機から降りろ!・・・韓国のナショナルフラッグ・キャリア大韓航空のチョ・ヒョナ前副社長(女性)の行動は傲慢、横柄さは尋常ではなかったという。起こるべくして起こったという記事だ。
 

                        韓国で流行っているというナッツ
 
この「ナッツ・リターン」事件は、財閥の傲慢さに直結しているというのだ。
 
そもそも韓国経済は、財閥の存在がなくては成り立たない仕組みになっている。
よくも悪くも韓国経済を牽引するのが財閥である。
 
韓国を代表するサムスン電子の株式時価総額は、韓国証券取引所全体の時価総額2割から3割を占めるという。学生の入社希望ランキングでも財閥グループが上位を占めるなど、国民も財閥なしでは経済が回らない状況だ。
 
・・・
以前、韓国の友人宅に招かれたことがあるが、普通のアパートに暮らしていて、奥さんと小さな子供がいたが、韓国では教育費(受験のための塾通いなど)はどの家庭でも惜しまず出費するのが当たり前のようだった。教育熱心は、日本の比ではないようだ。
 
子供たちは一流の大学(ソウル大学、日本で言えば東大)を出て「サムスン」に入るために勉強していると言っても過言ではないという話も聞いたことがある。
 
実はサムスンに入ることが最終目標ではなくて、入社してからの厳しい競争社会で「ポスト」(地位)を手に入れることが目標のようだ。40歳代くらいで部長職どまりで、役員に慣れないと、会社を去ることになるが、この人たちが負け組かというとそうでもない。
 
サムスン出身」というのが、大きなハクになるのだ。
サムスンにいたということで、中堅会社や新興企業のトップに近い職を得ることができた。
 
それも今は昔。
サムスンも世界一の電気・電子企業になったが、なんども陰りを経験してきた。
今はその神話も崩れてきているようだ。

・・・
脱線したが、そんな財閥にとって、後継者問題が大きな悩みでもあるという。
大韓航空のように、韓国の主な財閥企業は、現在3代目の時代を迎えている。
 
彼らが優れた経営者であればよいが、そうでない場合、その扱いが頭痛の種なのだという。チョ・ヒョナ氏には弟と妹がいるが、それぞれ過去に暴言などの”実績”があり、今回の事件も起こるべくして起こったというのだ。
 
チョ・ヒョナ氏の今回の行動について、実際に降機させられた責任者が韓国メディアのインタビューに応じ「チョ・ヒョナ氏が責任者と女性乗務員をひざまずかせ侮辱する言葉を浴びせたうえ、マニュアルの入ったケースの角で何回も責任者の手をたたき、傷が残った」と主張した。
 
さらにチョ・ヒョナ氏は機長室の入り口まで責任者を押しやり、「すぐに飛行機を止めなさい。出発できないようにしてやる」とすごんだという。 40歳の女性の言葉。「ゴーン・ガール」だけではない、怖いのは・・・(あ、言っちゃった)。
 
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大韓航空のナッツを記念に持ち帰りたいんですが、袋を開けないで提供してもらいたい・・・という客もいるはず。
 
 
たかがナッツ、されどナッツ。
 
ナッツ得が行かないことが多すぎる世の中ではある。
 
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追加: 
■【ソウル時事】大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長が航空機を引き返させた問題で、韓国国土交通省は16日、大韓航空に運航停止処分を科す方針を明らかにした。(世論の強い反発があったためとみられる)。
国土交通省でチョ・ヒョナ前副社長と面談した6人のうち、2人は大韓航空出身(日本とは逆の、民間から国への’天下り’だそうで、韓国ではよくあることらしい)
■チョ・ヒョナ前副社長が来るというので、国土交通省では、数十人の女性職員に命じてトイレをピカピカに清掃しておいた、というニュースがあった。
■航空機の責任者の自宅には、毎晩のように韓国航空から「威圧」した事実はなかったと言うようにという脅しが続いたという。(夕方の「ミヤネ屋」の番組で明らかに)
 
 
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