「アナと雪の女王」の”Let It Go Let It Go”の日本語訳が、字数とキャラクターの口許の動きに合わせて、訳者が、6文字、三番目と六番目は「O(オー)」の口の形にしなければという制約のもとに、できたのが「あ・り・の・ま・ま・の」だった。今や名訳として大変な人気だ。
新婚カップルの家庭なら、新妻が「ありの~」といえば、夫が「ままの~」と答えてラブラブな雰囲気だが、fpd家でも、古妻?が、面白がって「ありの~」といってくるので、「ままの」と、数回、強制的に言わされた!(笑)。時々、ひょうきんさがのぞくのである。チャッピー(犬)にも受けないギャグでは・・・?
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それはともかく、英語の字幕とは違って、画面のアニメキャラの口許とあった歌詞をつけるのは、ベテランの翻訳者とはいえ、大変なことだったらしい。「レ・リ・ゴ レ・リ・ゴ」を、「あり・のー・まま・のー」と訳したことで、これを聴いた映画関係者か、感動したという。われわれ観客も同じことだ。
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以下、記事より抜粋。
ディズニーの劇場版アニメーション最新作「アナと雪の女王」が大ヒット中だ。23日には、興行収入111億円を突破。アナとエルサの姉妹愛を描いたストーリーとともに話題になっているのが、今年の米アカデミー賞で主題歌賞に輝いた主題歌「Let It
Go」だ。日本語版では「Let It Go~ありのままで~」と訳され、歌手のMay J.さんがエンディングを担当。
エルサの日本語吹き替えを担当した松たか子さんも劇中で同曲を披露し、レコチョクの週間ランキングトップ3を独占。同曲は日本だけにとどまらず世界中で話題になっている。劇中の全曲の翻訳を担当した翻訳家の高橋知伽江さんに話を聞いた。
曲の翻訳をするときは、たとえ(映画の中の)1曲しか訳さない場合でも「全部を見て、作品全体を理解するようにしている」という高橋さん。「せりふからの流れ、人間関係、登場人物の性格、作者の意図などを理解することは、訳詞に取りかかる前の準備として、作品全体を理解することは欠かせない」と力を込める。作品全体を理解したら、あとは曲を繰り返し聴くというが、今回は「最初に考えたのはキーワード、例えば『Let It Go,Let It Go』の部分をどう訳すか」だったという。
「Let It Go」をエルサが歌う場面は、エルサの感情が前面に表れる最も重要なシーン。翻訳の際も「歌の中でエルサの心情がどんどん変化していきますので、それを的確に表現できるように気をつけました。なんといっても、たびたび顔がアップになるので、口の動きに合わせねばならないところが多く、とても大変でした」と振り返る。
「日本語で『ありのままの』と歌っている部分は、英語では『LET IT GO,LET IT GO』です。メロディーを大事にすれば、日本語の音は六つしか入りません。
しかも、口の形がアップになるので、三つ目と六つ目の音の母音は『お』に限定されます。この制約の中で、原語が伝えたいメッセージをどう伝えるか、ディレクターと私で何度も何度もメールをやりとりし、試行錯誤して考えました。
その結果が『ありのままの』です」と明かし、「自分を押し殺して生きてきたエルサが、はじめて『ありのままの』自分を受け入れようと決意するフレーズ。美しくて力強いと思います」と言い切る。
「アナと雪の女王」の大ヒットとともに「Let It Go」もヒットを記録し、世界中の人々が「Let It Go」を歌っている映像やパロディー映像が動画サイトに大量にアップされる現象も起きている。
同曲の魅力を、高橋さんは「傷ついていたエルサがありのままで生きていくと決意するプロセスが一曲の中で見事に表現されています。起承転結が一つの曲の中にあり、一曲だけで一つの完成したドラマになっているところが魅力かもしれませんね」と評する。
そして、「この曲についてはディレクターから、観客が自分と重ねて聴けるような訳詞にしてほしいというリクエストがありました。自分に自信が持てずにいる方、ありのままの自分が好きになれずに悩んでいる方は多くいらっしゃると思います。そんな方たちが、エルサの歌を聴いて勇気づけられるようにという制作者の願いがこめられています。聴く人に希望を届け、聴く人を励ますことのできる歌だと思います」と曲の魅力を語った。
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洋画は字幕主義だったが、この映画に関しては、日本語吹き替え版を見に行こうと固く決意する、のが”ありのままの”fpdである。
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