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<span itemprop="headline">今夜9時「境遇」・・・「告白」の湊かなえ書き下ろし作品。</span>


湊かなえドラマ「境遇」予告
 

 
昨年の邦画でNo.1に推した「告白」。
その原作者、湊かなえのオリジナル書き下ろし作品「境遇」が、きょう12月3日(土)夜9時から放送される。これは見逃せない。
 
“衝撃のデビュー作”といわれる「告白」から3年、湊かなえが、ABC創立60周年記念のために原作を描き下ろしたヒューマンミステリー。
 
同作品は、人間の弱さや負の感情に容赦なく切り込む、痛いほどに切ない人間描写が特徴。
 
主人公の2人の女性を演じる女優がみどころだ。
 
1人は政治家の夫と幸せな家庭を築き、絵本作家としても注目を浴びる主婦・陽子(松雪泰子)、もう1人は家族のいない天涯孤独な地方紙記者・晴美(りょう)。
 
親友である2人は、互いに過去に“親に捨てられた”という過去を持つ中で、1つの事件に巻き込まれていく・・・。久しぶりに、岸部一徳が、見られるのも楽しみだ(ドラマ「不毛地帯」以来か)。

記者会見に登場した湊かなえは、「3年がかりで作った作品。原作が映像化されたことで、文字から世界が広がり、大感激でした」と感慨深く語ったという。
 
「今年は絆について感じる年でしたが、今回の作品では、血のつながりとは別のつながりについて考えて作っています。『自分は誰とつながっているんだろう』というところを考えながら見て、自分は一人ではないんだということに気付いていただけたら嬉しいです」と作品について熱くコメントした。
 
原作も読んでみたくなった。

「境遇」の演出は、数々の人気テレビドラマを担当し、映画『ホワイトアウト』(00)や『沈まぬ太陽』(09)で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した名匠・若松節朗監督。