2008年、35歳のときに小説「告白」で作家デビュー。10年間で累計1000万部の記録を叩き出す人気作を次々と世に送り続けてきた。1年間に2〜3冊というハイペースで誕生してきた湊かなえの作品は、20冊中、15作品が映像化さ
れるなど多くの読者から支持を得ている。
れるなど多くの読者から支持を得ている。
デビューから10年、現在も淡路島に在住しながら夫と娘と3人暮らし。優先順位は1位「家庭」2位「小説」(執筆)といい、「家庭がおろそかになるなら、明日でも小説を書くのはやめる」と言い切る。食事は、だいたい一品料理が多いようだ。本人曰く。「きょうは”ハンバーグ祭り”、”餃子祭り”」など(笑)。
人並み外れた観察力と圧倒的な妄想力から物語を紡ぐ湊かなえ。
ミステリーを書こうと思い、広告チラシの裏にミステリーに関連する言葉、たとえば「殺人」「探偵」「シンジケート」などを書き出していき、紙面がいっぱいになった時点で、一旦ちょっと時間を置き、しばらくしてまた紙面を見たときに「復讐」という言葉と目が合ったので、それをテーマにしたという。
「告白」の原作を読んだが「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」娘を亡くした女教師の衝撃的な告白から始まる。復讐劇を「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々に視点を変えながら、事件の全体像を浮き彫りにする、湊かなえの代表作となっている。 女子生徒役で、当時は無名の橋本愛やのん(本名:能年玲奈)なども出演している。
「告白」が映画化されたのは2010年で、その年のマイ・ベスト・ワンに押した作品。主演の松たか子のセリフではないが ”ドッカ~ン”級の映画だった。
そういった嫌な気分にさせるのは、意地悪なんでしょうねと軽く言う。相手がなにによって一番ダメージを受けるのかを考えるのがワクワクするという。この人を追いつめるには、何を言ったらいいのか。逆に喜ばせるには何を言えばいいかを考えるのが好きだという。
子供に手がかかったとしても、将来成長していく喜びといつか終わるという光が見えるが、介護はその先の光が見えない分、どこに向かっているのかもわからない。そういう冒頭にしてみたという。
夫を殺してしまうかも。男性に読んで貰って、奥さんに任せっ放しはいけないと思ってもらえる。女性は、日々の介護で疲れてて怒る気力もないだろうから、こういう作品を通じて言いたかったことが言えて救いになる。本の中では殺しちゃってもいいんですよ、と語っていた。順風満帆に見える湊かなえだが、小説家としての自信があるわけではなく、毎年、今年がピークで来年からはダメだ、読んでくれる人はいるかなとか思うらしい。
作家として、ドラマの出演者・有名人に会えるのが最大の楽しみという。意外にミーハーだ(笑)。
これまでに映画化、ドラマ化された作品は以下の通り。
■映画
■テレビドラマ
フジテレビ系
TBS系
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