キネマ旬報が「2014年 第88回キネマ旬報ベスト・テン」を発表した。
日本映画1位:「そこのみにて光輝く」
■主演女優賞:安藤サクラ(「百円の恋」「0.5ミリ」)だった。
「紙の月」「バンクーバーの朝日」「ぼくたちの家族」)
■新人女優賞: 門脇麦 (「愛の渦」「シャンティ ディズ365日、幸せな呼吸」)
「0.5ミリ」)
日本映画ベスト・テン
1位 | 「そこのみにて光輝く」 | ”愛”を捨てた男と諦めた 女の邂逅(めぐりあい)。 |
2位 | 「0.5ミリ」 | 桃子&サクラの最強姉妹が織りなす、 おしかけヘルパーの人情劇 |
3位 | 「紙の月」 | 角田光代原作、平凡な女の日常が くるいだしてゆくサスペンス |
4位 | 「野のなななのか」 | めくるめく大林ワールド。先の大戦と 3.11以降の再生、恋愛 |
5位 | 「ぼくたちの家族」 | 母の余命、7日間。父と息子、 奇跡を信じたぶっ壊れた家族の物語。 |
6位 | 「小さいおうち」 | 昭和初期、女中が隠した女主人の秘密、 秘めた想いを山田洋次が描く。 |
7位 | 「私の男」 | 直木賞受賞作を映画化。深い喪失を 抱いたふたりの男女、禁断の愛。 |
8位 | 「百円の恋」 | 安藤サクラのほとばしる女優魂。 松田優作賞グランプリ脚本を映画化。 |
9位 | 「水の声を聞く」 | 小遣い稼ぎで巫女(みこ)をはじめた女。 聖俗のはざまから生まれる真実とは。 |
10位 | 「ニシノユキヒコの恋と冒険」 | 死ぬほどモテる色男の、なぜか報われない 恋の道行きを描いた物語。 |
10位 | 「蜩ノ記 (ひぐらしのき)」 | 十年後の切腹の日まで。静謐(せいひつ)な 武士の生き様と秘められた真実を描く。 |
記事④:「小さいおうち」 http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/62987493.html
記事⑥:「ニシノユキヒコの恋と冒険」 http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/62820075.html
(感想) 日本アカデミー賞とはやや様相が異なるというのは、東宝などの大手ではなく、独立系の製作会社の作品である「そこのみにて光輝く」「野のなななのか」などが上位に選ばれたこと。大手映画会社、テレビ局などが影響力を持つ日本アカデミー賞では、この2作品はノミネートされない可能性が高い。「小さいおうち」「紙の月」などが作品賞の候補になる可能性が高いと思う。
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外国映画1位:「ジャージー・ボーイズ」
外国映画ベスト・テン
1位 | 「ジャージー・ボーイズ」 | 実在のグループの栄光と挫折をイーストウッドが描く。 |
2位 | 「6才のボクが、大人になるまで。」 | 4人の俳優が12年間に渡り演じた、6才の少年と家族のドラマ。 |
3位 | 「罪の手ざわり」 | 急激に変貌する中国の歪の中で、罪を犯した普通の人々を描く。 |
4位 | 「エレニの帰郷」 | 母を愛した人と、母を想い続けた人。アンゲロブロス最後の作品。 |
5位 | 「ブルー・ジャスミン」 | アカデミー賞主演女優賞受賞。セレブ返り咲きを狙い狂っていく女。 |
6位 | 「インターステラー」 | ノーランが描く近未来の地球が直面する危機、そして父娘の約束。 |
7位 | 「リアリティのダンス」 | ホドロフスキー、23年ぶりの新作。残酷で美しい人間賛歌。 |
8位 | 「インサイド・ルーウィン・デイビス 名もなき男の歌」 | ボブ・ディランが憧れた、名もなきシンガーと猫との1週間の物語。 |
9位 | 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 | スコセッシXディカプリオ、5度目のタッグ。ウォール街の狂想曲。 |
10位 | 「ラッシュ/プライドと友情」 | F1史上に残る実話を映画化。ふたりの天才の命を掛けたバトル。 |
記事⑤:「fpdの2014年ベスト10」 http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/62963225.html
(感想)2014年度、fpdベスト10で、2位に押した「ジャージー・ボーイズ」が1位。
1位に押した「ウルフ・オブ・ウォールストリート」が9位にランクイン。4位に押した「ブルー・ジャスミン」も5位に入り、満足(笑)。
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